官能小説販売サイト 二階堂修一郎 『人妻七変化』
おとなの本屋・さん


二階堂修一郎  人妻七変化

目 次
第一話 変身ヌードモデル
第二話 エプロンの秘密
第三話 キスはアヌスに
第四話 父子どんぶり
第五話 牝犬に変身
第六話 仮面パーティー

(C)Shuichiro Nikaido

◎ご注意
本作品の全部または一部を無断で複製、転載、改竄、公衆送信すること、および有償無償にかかわらず、本データを第三者に譲渡することを禁じます。
個人利用の目的以外での複製等の違法行為、もしくは第三者へ譲渡をしますと著作権法、その他関連法によって処罰されます。


   第一話 変身ヌードモデル

     1

 それはまったく予期せぬことだった。寝耳に水とはこういうことをいうのだろうと、なほこは、しばし夫の顔を見つめたままポカンとしていたほどであった。
 夫の良彰は、大阪淀屋橋に本社のある中堅の商社に勤務しているが、なんとこともあろうに仙台の支社に転勤の辞令がおりたのである。
 ただし、期間は、半年間だけだという。
「ねえ。ほんとに半年で帰ってこられるの?」
「うん。それはまちがいないよ。まあ、引き継ぎや何かでひょっとすると一カ月くらいは延長になるかもしれないけどな」
「……」
 仙台の支店長代理が病気で倒れたため、その補充で夫が行くことになったのだ。夫は三十七歳の課長心得。本社に戻ってくればちょうど昇進の時期だから、いよいよ〃心得〃がなくなるかもしれないという。
「でも、何もよりによってあなたが行くことはないじゃない。遠すぎるわよ」
「おまえにはいわなかったけど、おれ、新人のころ、一年間仙台勤務だったんだよ」
 夫の顔は、困惑気味のなほこをよそにやけにうれしそうだった。それは、昇進とは別に何かありそうな感じがしないでもない。女の勘というやつだ。
「あなた」
「ん? あ、いや、別に仙台に何もないよ。バカだなあ」
「ほんと?」
「ほんとだよ」
 なほこは、それでもまだ三十二歳にしてはお茶目でいたずらっぽい目で夫を下から見つめた。その瞳がうっすらとうるんだ。
「なほこっ」
 夫がとびついてきた。
 いつになく力強く抱きしめてくるが、それも当然だろう。単身赴任していく夫に妻は涙しているのだ。これが愛しくかわいくないはずがなかった。
「バカだなあ。たった半年間じゃないか。泣くやつがあるか」
 そのくせ泣いてほしいのだ。夫はじっと見つめてきて、なほこはもうみるみるその瞳を涙でいっぱいにさせた。
「これからせっかく子作りにはげもうと思ってたのに」
「フフ。まだあと十日あるじゃないか。そのあいだにタップリと仕込んどいてやるよ」
 なほこは、三十歳になった時、短大卒業以来勤めていた会社を辞めて、専業主婦になった。その時は子供をそろそろ作るつもりだったのだが、専業主婦があまりに心地よかったのでしばらくのばしたのだ。そののんびりとした生活にもようやくあきてきたので、いよいよという矢先だったのである。
「バカ」
 なほこが夫にささやくようにそういうと、夫が服を脱がせてきた。
「あっ。ダメよう。ベッドにはいってからにしてっ」
 リビングのソファの上なのだ。夫はまだネクタイも外してなかった。そのネクタイを乱暴にほどくと、なほこの胸をあらわにしてきた。
「いやんっ。ダメだったらあ」
「このオッパイともしばらくお別れか」
「あたし、仙台にちょくちょく行くわよ」
「ま、おれも帰ってくるしな」
 夫の唇が、乳首に吸いついてきた。
 その夫の頭をかかえこむようにして、なほこはいかにもやわらかくのけぞった。歯が乳首をやけに強く噛んでくる。やはり彼も半年間、離れ離れになるのはたまらないのだろう。
「ああっ。いっぱい歯形をつけておいてっ。あなたのお乳よっ」
 夫の手がスカートのホックを外してきて、なほこも腰を浮かせて助けた。パンストはつけていなかったから、すぐにパンティーに指がかけられた。
「ああっ」
 なほこは、このむしり取られる瞬間が好きだった。いやおうもなく甘美なものが腰のあたりに走って、女に生まれた悦びすら感じるのだ。
「ああ……ほんとにここでするのォ?」
 寝室以外で全裸にされたのは初めてのことだった。どういうわけかずっとお行儀がよかったのである。
 しかし、そのいつもとは違う場所が、めずらしく夫を早くも野獣に変えていた。むっちりと合わさった太腿を大きく広げてきて、その剥きあがったような性器にもいきなり吸いついてきたのである。
「ああんっ。あ、あなたっ」
 まだお風呂に入っていないだけに、性器接吻にはやや抵抗があった。
(ご、ごめんなさいっ。ああっ……で、でもいいっ。もっと、洗ってないソコ、舐めてェッ)
 赤ちゃんがおしめを取りかえてもらうような格好のなかで、なほこは、それでも声を殺して悦びむずがった。
「いい匂いだ。なほこっ。ワレメから子宮の生ぐさい匂いがムンムンとしてくるぞっ」
「ああっ。嘘っ」
「オ○コ、ナメナメどうだ?」
「さ、最高っ」
 夫は、さらにびらびらをつまんでくつろげてくると、その女だけのはらわたにもネロリと舌を這わせてきた。
 もうなほこの官能は、一気に火をつけられたどころか、炎となって燃えあがってくるのだった。
(ああっ。あなたっ。なほこの女のすべてを舐めてるのねっ)
 肉棒を迎えいれる穴も、おしっこのでる穴も、そうして、クリトリスも包皮を根元までグリッと剥きあげられてペロペロされているのだ。
「ああっ、ああんっ……い、いやんっ……ああっ」
 どう唇をきつく噛んで声を殺そうとしたって、悩ましいよがりははしたなくもあられもなくほとばしってしまう。
(た、たまらないわっ。き、気持ちいいっ。さ、最高っ)
 しばらくは出来ないからだろう。夫の愛撫にはおどろくほど気がはいっていた。
「うまいっ。なほこっ。お前のオ○コはうまいぞっ」
 生ぐさく匂うなほこの性器は、さらにふくらみ夫の唾液にまみれてもうトロトロになっていた。子宮は熱く疼き、肉は燃えさかった。官能の悦美に肉のすべてが溶けそうだった。
「ああっ。いやっ、あなたっ。仙台になんか行かないでっ」
「しかたないだろ」
 夫が肉棒をひねりだしながらいった。なほこは、それを熱っぽい目で見つめながら、これともしばらくお別れかと思うと、もう本当に大声で泣きたくなってくるのだった。
(いやよ、そんなのっ)
 そして、なほこは、それまで気がつかなかったが、自分はけっこう好きものなんだなといまさらにして思った。
「フフ。おしゃぶりしたいか?」
「ああ、させてっ」
 ハスキーな声をあげると、なほこは、ソファからおりて恭しく跪いた。
 いつも疲れ気味の夫の分身は、今日は本当にやけに元気だった。いつもこうならと思うが、人生はまさに皮肉であるというしかない。
 灼けついたその王冠部になほこは甘い唇をよせてキスしてから、その硬くまろやかなものをその二枚の唇で丸ごと咥えた。
(ああっ。オチ○ポおいしいわっ)
 口唇奉仕とかんたんにいうが、ごくふつうの女にとっては、実に勇気のいる行為なのである。考えてみるまでもなく、おしっこのでるところを食事をするところに入れるのだ。なほこもそんなハレンチな行為のあることに仰天し、女に生まれたことを哀しくさえ思ったほどであった。夫との最初の時も泣きベソをかきかけたほどだった。
 しかし……それがいまは切なくもたまらない。むろん、それは夫という牡を心から愛しているからであろうが、それにしても結婚してから五年間ですっかり女になったとしみじみと感じてしまうのだ。
 なほこは、怒張となった夫の分身をズルズルと喉奥ぎりぎりまで深く頬ばった。なんとあさましい姿だろうかと思うが、やはりその切なさがいやおうもなく官能を刺激してくる。
 ゆっくりと吸い立てた。肉棒はいよいよガチガチとなり静脈はプクプクとさらに浮かびあがった。それをしぼりこむようになほこは唇をすぼめ動かした。
「ああっ。なほこっ。好きだっ」
 また王冠部をねっとりと舐めまわすと舌を急所にせわしくそよがせた。
「ああっ。よしっ。もういいよっ。股を拡げろよっ」
 なほこは、むっちりとした太腿を淫らに開いた。
 
 
 
 
〜〜『人妻七変化』(二階堂修一郎)〜〜
 
*このつづきは、ブラウザの「戻る」をクリックして前ページに戻り、ご購入されてお楽しみください。
 
「二階堂修一郎」 作品一覧へ

(C)おとなの本屋・さん