官能小説販売サイト 赤松光夫 『性感治療室』
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赤松光夫    性感治療室

目 次
第1話 絶頂だめし
第2話 熟れごろ妻
第3話 欲しがる新妻
第4話 レズだめし
第5話 隣家の喘ぎ
第6話 淫らな変身
第7話 幼な妻の秘密
第8話 女性開眼
第9話 露出回春療法
第10話 性感3P治療
第11話 変態大好き
第12話 若妻の秘戯

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   第1話 絶頂だめし

     1

「それで、最大の離婚原因は、性格不一致ということになりますね」
「ハイ。もう、とてもやっていけません。あとは、離婚届にハンコをもらえばよいだけです。所長さん、なんとかお願いします」
 ぼくは、目の前の小柄な、まだ娘のような感じを口許に残して、今にも泣き出しそうな清川梨江夫人を見つめ、
「承知しました。しかし、こういうケースは荒療治が必要ですから、その点お含みおきください」
 と、答えた。
 ぼくは、このアスカ結婚離婚相談所で離婚相談を主に受け持ち、妻が結婚相談を受け持っている。
 日々、女性の地位が向上する現代は、離婚相談も日増しにふえる。しかしこの問題、弁護士に相談しても、高いお金を取られるだけで、実質的にはあまり当事者のためになっていないのが現状である。
 たしかに法律的には問題もあろうが、ぼくたちのやっている相談所の方は、その点をずっと実質的で誠心誠意、当事者のために、をモットーにしている。
 目の前にいる清川梨江夫人の場合も、訊いてみると、三年間、悲惨な結婚生活を送っていたようである。
 夫の清一郎は頑丈なスポーツマンタイプ。性格の不一致とは表面的なもので、彼女の告白を聞くと、両者の性器の大きさがアンバランスで、性交時、耐え難い苦痛をこれまで味わってきたという。
「どうだろうね、ママ。これじゃあ、将来が思いやられるし、別れさせてあげた方がいいと思うがね」
 ぼくは、結婚相談所長をしている妻の美沙子に相談した。
「そうね。その方がいいとわたしも思うわ。わたしの方にちょうどいい相手がいるから、あとはなんとかしましょう」
「そうかい。多少手荒な真似をしても、この際やむを得ないだろう。本人もそれを希望しているからね」
 ぼくと妻は、呼吸のあったコンビである。
  *  *  *
 梨江夫人をホテルに呼び出し、ぼくは最終的な決断を下すためにいった。
「それじゃあ、ひとつ、ぼくとお手あわせを願えませんか。その上で離婚に踏みきるべきかどうか、正確な判断を下したいと思います。幸いわが社は結婚相談の方も行なっていますから、奥様が離婚なされた暁には、すぐ結婚相手を紹介してさしあげられます。そのためにも、正確な知識を把握しておきたいのです」
「それで、どうすればよいのでしょう」
「ぼくをひとつ、実験道具だと思って、冷静に質問にお答えください。いかがでしょう。ご主人のものは、この程度でしょうか。それとももっと大きいのでしょうか」
 向かいあったままで、ぼくは、梨江夫人の白い華奢な手をとって、いきなりズボンの上に乗せた。
 その下には、すでにぼくの男性自身が昂奮状態を示している。
「あら、そんな――」
 と、さすがに驚いたように梨江夫人は、白い顔をパッと桜色に染めた。
「騒がずに冷静に」と、ぼくは、ズボンのファスナーを開き、その手を中に誘い、
「実験です。しっかり握ってください。感じでおわかりでしょう」
 と、真面目な顔をして梨江夫人を見つめると、
「ハイ」
 と、改めて、度胸を決めたように夫人は、大きな吐息をつき、それからためらいがちに華奢な指でそっと触れた。
「もう少ししっかり」
 と、ぼくが医者のように冷徹な言葉づかいで命令すると、ギュッと掴んだ。
「いかがです、感じは」
「主人のものは、これより多少大きい感じもします。でも、大体この程度じゃないでしょうか」
「そうですか。この手のものは普通サイズです。それで不可能というのなら、奥様の方がやはり小さいといえます。しかし、女性の性器は、かなり自由な許容範囲があって、雰囲気によって、大きさが異なってきます。この程度の男性なら、普通はそんなはずはないのですが、いかがでしょう。実際に調べさせていただけませんか」
「でも――」
 と、梨江夫人はぼくの顔を見て、当惑している。
「ぼくは、実験用のモルモットです。そう思ってください。さあ、そのベッドに横になって。いえ、その前にシャワーでも浴びて、リラックスしてください。その方が、自然な形で測定できますから。じゃあ、ぼくはその間、ちょっと外に出ています」
 ぼくは部屋を出て、二十分後に戻った。

     2

 梨江夫人はベッドの中に入って、ぼくは回診医のように問いかけた。
「気分はいかがですか」
「コチコチです……」
「緊張しやすいタチなんですねえ。緊張すると、自然にアソコも緊張しますから。リラックスして。それに、前戯を充分しなくっちゃいけません。ご主人との間に前戯はありましたか」
「前戯っていいますと」
「困りますねえ。挿入する前に、方々触れあって愛情を昂めることです」
「ええ。そりゃあ、多少はしました」
「それでもダメなのですか」
 ぼくは上着を取り、ズボンを脱ぎ、持参の白いガウンを羽織り、ベッドの横に腰を下ろすと、そっと毛布をはいで、足の方から夫人の肌に触れた。
 すでに全裸で梨江夫人は横たわっている。
 カッと熱く、肌が燃えている。
 そして、緊張のせいか、攣れるように足を震わせ、顔半分ほどに毛布をかけた。
 ためらわずに膝小僧からふくらはぎを撫で、気分を落ちつかせながら、
「とってもスベスベした魅力的な肌ですねえ。しかも肉づきもいいし、小柄だとはいえ、魅力的です」
 などといい、
「それじゃあ、最初指で確かめさせていただきますよ。よろしいですね」
 と、断わり、毛布の中でふっくらした臀部を撫でながら、指先をそっと切れ間に触れさせた。
 大きな吐息を夫人がついている。
 ゆっくり切れ間を移動させながら、まばらなヘアの縁どりがある花びらに触れた。盛り上がりのある肉襞の部分がじっとり濡れている。
 しかし、花びらは、薄く、いかにもスリムな感じがする。
 それで、なおその部分を指先で軽く撫で、弄んでみた。
 夫人の息がなおあがり、心臓の鼓動が聞こえそうなほどである。試しに、ぼくは、指先で軽く突くようにしながら、濡れた部分の蜜液を取って、周辺になぞり、柔らかい内襞に指を突き立てた。
 人肌の温みと一緒に、ブスッと指が沼地にのめり込んでいく。小さな井戸の感じである。
 なるほど、なにもかも華奢なつくりのようである。
「やっぱりかなり小さいようですね。でも、この程度なら、充分間にあうんじゃないでしょうか。それに粘膜はとても繊細な感じで、絹ごし粘膜です。さて、今のところ、指一本がやっとという感じですが、こうしているうちに、多少は大きくなると思いますよ」
 わざと深く浅く運動させながら、同時に一方の手でお尻を撫で、感じを昂めた。
「ラブジュースはまずまずの量のようです。ただ、腰骨がほっそりし過ぎていて、きっとそれでうまくいかないんでしょう」
 などといいつつ、指先でクリットを見つけ、それを一方の指で優しく撫でた。
 そうしていると、粘膜の中の動きがわかる。かすかな蠕動運動を伴って、キュッキュッと指を強く圧迫してくる。
 確かに今は指一本であるが、そのうち、一本が二本、二本が三本となってしまうケースが普通だけに、なお運動をつづけてみた。
 毛布をかぶった夫人の息がだんだんあがって、ハアハアと山登りをしているような感じになり、時おり、「あッ、あッ」という声をあげ始めている。
「赤ちゃんを産んだ経験がないからでしょうが、赤ちゃんを産めば、当然もっと大きくなりますよ。妊娠の気配はなかったのですか」
「そこまで、とても……」
 と、羞ずかしそうにいって、口をつぐんだ。
 
 
 
 
〜〜『性感治療室』(赤松光夫)〜〜
 
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