官能小説販売サイト 赤松光夫 『制服の魔女』
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赤松光夫    制服の魔女

目 次
私を買って!
花びらバイト
痴漢セーラー服
ペニストレード
性乱女子高生
挿入すべり
七色ダイヤ
女子高生売春
制服バージン

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   私を買って!

     1

「キミ、いいプロポーションだねえ。どう、モデルやってみない」
 突然、新宿の街角で、いずみは、ジーンズに皮ジャンパー、肩にカメラバッグをかけた長髪の男性に声をかけられた。
 三十五、六歳、浅黒く精悍な顔つき、いかにもカメラマンというタイプの男であった。
「あら、困っちゃうわ」制服姿で、友だちの純子といっしょに歩いていたいずみは、当惑し、顔を赤らめた。
「心配することないさ。別に、ヌードを撮らせてくれなんて、いってるんじゃないよ。ぼく、こういうもんだがねえ。正月の着物の晴れ着姿の写真を頼まれて、素人モデルを物色中なんだよ。裸になろうという女の子は、いくらでもいるけれど、近頃、着物を着て、清楚で、しかも、妖精のような色っぽさを出せる女の子なんて、そういやしないんだ。しかし、そんなイメージに、キミぴったり。それで声をかけたというわけ」
「晴れ着って、着物ですか」
「そうだよ」
「あら、それならいいんじゃない」
 いずみの手から、男の名刺を取って眺めていた純子が呟いた。
 名刺には、ABC芸能プロダクション専属カメラマン、八木登という名前が印刷されている。
「ABCプロダクションっていうのは、なかなかのものだよ。けっこうタレントを輩出しているしね。それに、第一品がいいし、正月の婦人雑誌や女性週刊誌に、パッと派手に写真がのれば、一躍キミはスターかもよ。チャンスの神様には後髪がない。どう、やってみない?」
 熱心にいわれると、ついその気になる。
「家の人に、相談してみないと……」
「うん、それもいいけど、今どきのおとなは疑い深いからねえ。しかし、キミがそういうなら、そうしてもいいよ。ところで、今、時間ある? あれば、カメラテストだけでもさせてもらいたいんだがね。もちろん、ひとりでなくていいよ。二人でいっしょに、ぼくのスタジオに来てくれないかな。すぐ近くだ」
 と、近くのビルを指さす。
 その程度ならと、いずみは純子にうながされ、ついていった。
 地下に焼肉店があり、一階がレストラン、横のエレベーターで上って、六階までいった。二階以上はオフィスらしい。
 エレベーターの乗客も、パリッとした服装のサラリーマンたち。
 六階には受付があって、その奥には、ホテルともマンションともつかないような感じで、ドアが並んでいる。
「ぼくの事務所ですよ。いらっしゃい」
 奥のつきあたりのドアを開け、中に、八木は二人を誘った。
 セミダブルのベッドが奥にあり、手前に、バストイレがあるだけの、小ぢんまりとした部屋。
 小さな応接セットが、ベッドの横にあった。
 カーテンを引き、窓からの光を入れながら、
「すぐ終りますよ。ちょっとファインダーから覗かせてください」
 そんなことをいいながら、カメラバッグからカメラを取り出し、テーブルの上に並べると、カメラをいずみに向けたり、また、窓の外に向けたりした。
 そんなあとで、彼は、洋服ダンスから衣装箱を取り出し、ソファーの上に置いた。
「この着物ですよ。見てくれませんか。なに、今日は着てもらう必要ありません。ちょっと、上から羽織ってみてください。寸法などをみますから……」
 彼はそんなことをいって、いずみに衣装箱を開けさせた。
 中には、赤い地に、トロピカルな鳥柄をあしらった華やかな振袖が入っている。
 それを、制服の上から八木は羽織らせ、「身幅も背丈も、このままで間にあいそうだね。いや、安心したよ。和服というのは、そうそう、衣装の方をつめるわけにもいかないし、モデルを着物にあわせるところもあってね」
 と、いかにも安心したような顔をしてニッコリした。
 あとは、本番の打ち合わせだけであった。
 本番は、翌日の土曜日という。いずみは、とにかく両親の許可を得た上、二時に、この部屋に来ることを約束した。
 土曜日だし、二時という時刻も無理ではない。しかし、急なことでもあり、両親に相談すれば反対されて、断念させられそうであった。それで、黙っていくことにした。
 それで、八木には、朝の登校途中に電話をした。
「それじゃあ、今日はひとりで来てもらいたいねえ。できれば、この間の友だちには、内緒の方がいい。いっしょだとなにかと横から口を出しそうな人だしね」
 と、笑った。
「はい」
 と、いずみは素直に答えた。
 それで、純子には、
「やっぱりダメだわ。ママが許してくれないの。だから、今日はいかない」
 と、嘘をついて、ひとりで出かけたのである。

     2

 いずみが、おっかなびっくり部屋に入ると、中に二人の男がいた。
 一人は八木、一人は、見知らぬ四十四、五歳、額の広いしもぶくれの太った男である。
「こちらが、スポンサーの大山さんだ。泣く子も黙るスポンサーさんだから、愛想よくしてもらわなくちゃね」
 カメラをセットしながらいう。
「よろしくお願いします」
 頭を下げると、
「なるほど、八木クンの目にかなうだけあって、なかなかな子じゃないか。いやあ、一目見るなり、ぼくも気に入ったよ」
 そう、にこやかな表情でいい、
「さて、仕事を始めるとなると、ぼくも手伝わなくっちゃ」
 と、いう。
「じゃあ、早速、シャワーでも浴びてくれるかなあ。そして、和服に着替えてもらいたいんだ。いやあ、大山さんは、男だが、その道のベテランだから、和服の着つけはうまいもんだ。それに、化粧までやってくれるよ」
「あら、着つけまでやってくださるのですか」
「そりゃそうだよ。着物のメーカーの宣伝部長さんだからね」
 どうしようと、いずみは思った。
 誰か、美容師かスタイリストのような、助手の人が来ているのかと思った。それが、中年のオジさんときくと、さすがに動揺する。
「さあ、さあ、忙しいんだ。早く頼むよ。これが、キミの衣装だ」
 長襦袢に紐、袋帯からだてじめ、足袋、草履まで揃っている。
「着物にパンティは似合わないからね。まず、シャワーを浴びて、体にタオルを巻いただけで、ここに来てくれたまえ」
 腹の出た父親のような大山にいわれると、もう尻込みする余裕はなかった。
 とにかく、いずみはバスルームに入ると、制服を脱ぎ、裸になってシャワーを浴び、いわれた通り、バスタオルを腰から胸に巻いて出て来た。
 
 
 
 
〜〜『制服の魔女』(赤松光夫)〜〜
 
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