睦月影郎 女教師・姦囚遊戯
目 次
第一章 闇に蠢く性春期の変愛
第二章 淫虐に散るセーラー服
第三章 柔肌の甘きフェロモン
第四章 禁断の校内発射タイム
第五章 婚約者の前で凌辱の嵐
第六章 被虐快感に濡れる花弁
(C)Kagero Mutsuki
◎ご注意
本作品の全部または一部を無断で複製、転載、改竄、公衆送信すること、および有償無償にかかわらず、本データを第三者に譲渡することを禁じます。
個人利用の目的以外での複製等の違法行為、もしくは第三者へ譲渡をしますと著作権法、その他関連法によって処罰されます。
第一章 闇に蠢く性春期の変愛
「今回は、よく頑張ったわね。これからもこの調子でね」
芙美子がテストの答案を返しながら、輝くような笑みを浮かべて言った。
受け取っているのは、クラスでも落ちこぼれのワル、隅田俊之だった。
隅田は、ほめられても別に嬉しそうな顔もせず、自分には関係ない話のように黙って席に戻った。
見ていた隆夫は、激しい嫉妬に拳を握った。チラッと見れば、隅田の答案は五十八点ではないか。
芙美子は、満点近い隆夫の答案すら、無言で渡しただけなのである。自分は優秀で当たり前だと思っているのだろうか。陰での懸命の努力も知らずに。
(何故あんな奴にだけ、芙美子先生は優しい言葉をかけるんだ。ただの落ちこぼれのチンピラ野郎に……)
隆夫は思い、芙美子への慕情が燃え上がる分だけ、彼女が目をかけて心配ばかりしている隅田への敵意も増していった。
確かに熱血教師から見れば、いつも満点近い点数を取る優等生より、普段まったくできない奴が、たまのまぐれで半分以上の点を取る方が嬉しいのだろう。
それに暴力事件やカツアゲなど、後から後から問題を起こしていた隅田も、卒業を四ヵ月後に控えてすっかり大人しくなり、それで芙美子の肩の荷も降りたのだろう。
やがて全ての答案を返し終え、芙美子は国語の授業を開始した。
隆夫は芙美子の整った顔立ちと、胸や腰の線を眺めながら秘かに勃起させた。どんなに嫉妬に苦しもうと、十八歳になったばかりの若々しいペニスは所構わず鎌首を持ち上げてしまった。
色白の頬に形良い小さな唇、艶やかな黒髪は肩までさらりと流れ、全身はほっそりして見える割にブラウスの膨らみもタイトスカートの腰も、豊かな丸みを見せていた。
沢口芙美子、二十六歳。隆夫の担任で独身の国語教師。もう一年以上前から、隆夫の狂おしい片思いの相手だった。
安藤隆夫は高校三年生。成績は学年でもトップクラスだが日頃から無口で、あまり目立つ方ではない。特に親しい友人もいないし、中学高校と何のクラブにも属さなかった。家で読書したり、コンピューターをいじっている方が好きで、唯一、パソコン通信では別の人格を演じられるので雄弁になれた。もっとも誰かを相手に書き込むのではなく、気ままに読んだミステリーの感想や、ゲームキャラのヒロインに関してとりとめもない空想を書き綴るだけなのだが。
しかし芙美子が赴任してきてからは、隆夫は初めて生身の女性に心を奪われた。
さらに三年進級とともに彼女がクラス担任になり、思いは激しくなっていった。
隆夫は一人っ子で、父親は大学の助教授、母親も短大で教職に就いているため家でも一人でいることが多く、放任だった。だから最初は芙美子に対する感情も、姉への憧憬に近いものではないかと思ったが、有り余る性欲が純粋な思いを徐々に侵していった。
もちろん隆夫は、まだキスも知らない完全な童貞である。しかし同年代や年下の少女には、あまり関心が向かなかった。少女はわがままだから、素直なゲームキャラを相手にするだけで充分なのだ。
逆に年上女性には激しい執着が湧き、淫らなことをあれこれ教えてもらうような空想をし、何度もオナニーに耽った。
(芙美子先生は、もう当然処女じゃないだろうが、いったい何人の男を知っているんだろう……)
そんな想像をするたび、嫉妬で胸が焦げそうになるが、彼の下半身の方は思いに関係なく反応してしまった。
しかし彼女が本当に相手を好きで抱かれたのなら仕方がないが、少なくとも教え子とは自分以外誰とも関係してほしくなかった。
特に隅田。
ワルだから、当然頭の悪い少女たちとのセックス体験はしているだろう。そして未熟な少女に飽き足らず、成熟したとびきりの美女、芙美子を狙わないとも限らない。芙美子だって、隅田のことは心配して気にかけているし、立ち直る交換条件として身体を開いたりしないだろうか……。
隆夫の空想は彼自身を苦しめながら、より淫らな方向へと発展するのだった。
高校に入ってから女教師に初恋、とはあまりにも奥手すぎるが、逆に今までの分を取り戻すかのように性欲は旺盛だった。最初は芙美子を神聖なものとして崇め、決してオナニーの空想には使用しなかったのだが、いちど禁を犯してしまうと、あとはエスカレートする一方で、今やオナニーといえば芙美子の面影を追うのみとなり、回数も日に二回三回と増えていった。
芙美子に好かれたくて、彼女の担当する国語だけは常に学年トップの成績を維持し、元来消極的な性格なのに勇を奮って芙美子に質問したり、自発的に手を挙げたりしたものだった。
それなのに彼女は自分より、何かと手を焼かせるワルの方にばかり関心を向けるのだ。
これは不公平だと思った。芙美子は、隆夫が勉強などしなくても、もともと勉強のできる子と思っているのだろう。隆夫がどれほど努力しているかを知ろうともせず、隅田のほんのまぐれの五十八点を涙ぐむほど喜ぶのだ。
恩赦という制度に似ている、と隆夫は思った。国にめでたいことが起こると、真面目で善良な市民には何もなく、悪いことをした囚人だけ罪が減じられるのだ。
そんな思いが禁を犯すきっかけとなり、いつしか純粋な初恋が歪んだ欲望になって、神聖なものを汚す快感を知るようになってしまったのだ。
やがて授業が終わり、昼休みとなった。
隆夫は旧館の三階に行き、今は使われていない写真部の部室に入り込んだ。
隆夫は校内にいくつかの隠れ家を持っていた。二年生の時、級友の投票で生徒会の役員になったことがあり、その間に校内の主な部屋の合鍵を作っておいたのである。生徒会に所属している時は、各部屋の鍵束を預かる機会が多かったからできたのだ。
本来は、早く家に帰って自室に籠もるのが好きなタイプだが、ことオナニーに関しては自分の家より、より芙美子に近い校内で行なう方が快感が大きいことを知ったのである。
写真部室も彼のテリトリーの一つで、あまり人の来ない旧館の隅にあり、部員もいないので今は全く使用されていなかった。
内部は細長い、教室の四分の一ほどの小部屋だ。写真部室時代の名残に、暗幕や薬液を入れるトレーなどは放置され、隆夫は内部を整理し、椅子と机、ティッシュの箱や私物入れの棚なども揃えていた。
私物入れには、ポラロイドカメラやビデオカメラなどを置くこともあった。
そして今までに実際、芙美子の姿を盗み撮りしたことも何度かあった。まあ気づかれないように注意しているので遠景が主だが、それでも階段の下から撮ったパンチラや、今春の体育祭で教員リレーに出た時の、芙美子のジャージ姿などは貴重なオナニー資料となった。
パンチラは慌てていたし、スカートの中も薄暗いので不鮮明だが、ジャージ姿は胸元や腋の下の汗のシミまではっきり撮れて上出来だった。
汗ばんだ芙美子の胸元や腋の下は、一体どんなに甘い匂いがすることだろう、そう思うだけで何度も射精できた。
そして今日は、写真やビデオに飽き足らず、隆夫はひとつの収穫物を持ってきたのだった。
写真部室の内側から健を掛け、隆夫は持ってきた紙袋を開いた。
取り出したのは、何と芙美子が通勤に使っている革靴だった。
教員用の下駄箱周辺も、日中は人通りの少ない死角になっているのだ。芙美子が靴を入れる位置は前から確認して知っていたし、彼女が帰る放課後までに戻しておけば決して気づかれないだろう。
芙美子が朝夕はいている靴を手にし、隆夫の胸は張り裂けそうに高鳴っていた。
今までは空想や隠し撮りの写真だけでオナニーしていたが、初めて彼女が直接身に着けナマの匂いのするものを手に入れてしまったのだ。
革靴を持つ手が震え、まずはそれを机に置いて眺めた。黒のローヒールで、それほど新しくはないが、くたびれた印象もない。この一足が芙美子の形良い足を包み、満員電車内で彼女の体重を支えて、学校までの距離を颯爽と歩いてくるのだ。
隆夫は息が弾み、靴に触れる前にズボンのチャックを開け、痛いほど突っ張っているペニスを解放してやった。
初々しいピンクの亀頭が張りつめ、先端からは早くも透明な粘液が滲み出ていた。
隆夫は靴のまわりに芙美子を撮ったポラロイド写真を並べ、ようやく片方を手に取ってみた。
内部に触れると、まだ芙美子の体温を残したかのようにほのかな温もりが感じられ、僅かな湿り気さえあった。内側の敷き皮は芙美子の足の汗や脂に鈍い光沢を放ち、踵や、さらに奥の方を覗き込むと指の当たる部分は微かな黒ずみが認められた。
隆夫はたまらず、中に顔を突っ込むようにして嗅いでみた。
表面は革やレザークリームの匂いがするが、内部にはほんの少しだが芙美子の足の匂いが感じられた。あんな上品で美しい、女神のような芙美子でも、さんざん歩き廻れば靴の中はムレムレになるのだろう。
ほんのりした、その酸性の匂いは隆夫の胸の深い部分をゾクゾクと揺さぶってきた。もう片方も取り、同じように顔を押し当てた。
まさか芙美子は、自分の知らないところで勝手に靴を愛撫され、匂いを嗅がれてオナニーに使われているなど夢にも思わないだろう。まして真面目で大人しい、成績優秀な自分が疑われることは万に一つもない。
隆夫は我慢できず、右手でペニスをしごきながら、靴の内部の黒ずみに舌を這わせてしまった。ほのかにしょっぱい味がして、興奮は激しく高まった。この味の中には、芙美子の汗や脂が混じっているのだ。
あんなに光り輝く美女のこんな部分を、自分は陰に蠢きながら暴き、漁っているのだ。
それでも自己嫌悪に陥るほど、彼の欲望は甘くなかった。もっともっと、神聖な芙美子のナマの部分に触れたいと切望した。
果ては隆夫は、片方を嗅ぎ、もう片方の靴の中にペニスを突っ込み、内部の敷き皮で亀頭をこすった。
「く……」
隆夫は低く呻き、たちまち昇りつめてしまった。まるで靴が芙美子の性器のように、艶めかしくペニスを包み込み心地良い摩擦を与えてくれたのである。
そのまま、大量の熱いザーメンはドクンドクンと脈打ち、靴の内部に溜まっていった。
ようやく激情が過ぎ、隆夫は荒い呼吸を整えながら力を抜いた。
ザーメンに汚れた靴を置き、ティッシュでペニスだけ拭き清めて身繕いした。濡れた靴の内部は拭かなかった。
今日放課後、芙美子はこれを履いて帰るのだ。そのとき彼女は、爪先にヌルッとしたものを感じて眉をひそめるだろうか。それとも、その頃には乾いてしまうだろうか。
どちらにしろ自分のザーメンが、ストッキング越しとはいえ彼女の足裏に触れるのだ。
それを思うだけで、隆夫はまた下半身が怪しくなってきてしまった。
結局、隆夫はもう一回オナニーし、両方とも靴の内部を汚してから写真部室を出たのだった。
教員用の下駄箱に戻すのは、持ち出したとき以上に緊張したが、これを履いて帰る芙美子を思うと興奮が甦り、何とか無事に返すことができた。
|