矢切隆之 美処女・飼育
目 次
第一章 恥辱のテニスウェア
第二章 裂けたブラジャー
第三章 魅惑のハイヒール
第四章 破られたパンティ
第五章 乱れるベビードール
第六章 赤いストッキング
(C)Takayuki Yagiri
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第一章 恥辱のテニスウェア
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「あら、いやだわ……」
シャワーを浴びるために、浴室でパンティを脱いだ麗香がぽっと顔を紅らめた。白いパンティの股唇に当たる部分に丸いシミがついている。
それはいままで密着していた秘花の通りに皺がついていて、熟れたマメのように発達しかけているクリトリスが当たっていた部分がはっきりとわかる。その肉の芽の真下に、肉襞の通りに可愛い皺が寄って、その秘奥に糊のような白いものがねばっている。チーズが焦げたような、ハマグリを焼いたときのような、微かな甘い匂いがその部分から洩れ出していた。
麗香のたった今脱いだばかりの、紺色のセーラー服が籠のなかに散っている。
浴室前の電灯に照らされているのは、まだ十六歳になったばかりの女子高校生の肉体だった。だが、すんなりした形のいいスリムな肉体に、このところめっきりやわらかな胸の優雅な曲線が目立ってきた。ほっそりした肩がいかにもまだ熟れきらない青い果実を感じさせるが、胸の弾力はもうすっかり一人前の女の乳房を示している。ほんのりと膨らんでいる乳暈の頂に、まだ熟れはじめのサクランボのようにツンと上を向いて立っているのが可憐だった。
美少女のウェストは抱き締めると折れそうに華奢だが、乳白色の媚肉が曲線を描くヒップのあたりにも、女らしい弾力ある丸みがついている。
(いやらしいパンティ……、ふふ、青井先生とコートでテニスをしているとき、ずっと食い込んでいたのね)
パンティの白い布が透明になって、ねばるような液体が付着していた。いままでそんなことに気がつかなかったのに、麗香の胸がドキドキしてきた。
麗香が通っている高校は女子高なので、男子生徒はいなかった。だから若い青井先生に対する憧れがひとしお強かった。
(女って、憧れている人を思うと、アソコが濡れるって本当なんだわ。でも、なんだかわたしって、いやらしい)
麗香がそのとき、思い出したのは母親の美智子のことだった。
彼女にはまだ若い恋人がいて、彼とデートをしたあとの彼女のパンティからは甘い匂いが洩れ出していて、そのうえ秘花の部分がいつもたっぷりと濡れていた。麗香は、洗濯機のなかで見つけた母親のセクシーなランジェリーを発見して母親の下着の秘密に気がついてしまっていた。
(デートをしたあとのママのパンティには、栗の花のような匂いがしていることもあるわ。あれは、男の人の体液の匂いだって、知っているわ)
そんなことを思う麗香の心臓は、まるで蜘蛛の巣にかかった蝶のように苦し気にもがいている。
母親の美智子のパンティと違うのは、麗香の白いパンティからは栗の花の甘い匂いが漂っていないことだった。
麗香はパンティを洗濯機に入れて、慌てて浴室のドアを開けた。手にしたシャワーを浴びる麗香の胸に、憧れている青井先生の顔が浮かんできた。
彼は私立大学の物理学科を卒業したハンサムな青年教師で、麗香を含めてクラスの人気の的だった。
(ああ、青井先生、もういちどわたしにキスして)
浴室の鏡に映った女子高校生の肉体が、シャワーのせいばかりではなく、ぽっと紅色に染まっている。まだ可憐な繊毛が湯しぶきを受けて、可憐なカリフラワーのように膨らんできた。
麗香の吐息が甘く匂った。
青井が麗香を抱いて軽くキスしてくれたのは、三日前の放課後だった。彼女がテニスコートから汗を拭いてでてくると、彼がコーラの缶を片手にして〃オーケー、麗ちゃん〃と言って冗談のように軽く頬に唇を合わせてきた。それは男女の愛を確かめあうキスというよりも、冗談のように軽い、親愛の徴だけのキスだった。だが、麗香の心臓はそれ以来、彼を見ただけでドキドキしっぱなしだった。
麗香は思った。
(あのときも、わたしのパンティは、きっと濡れていたんだわ……。ああ、青井先生を迎えるかのように)
彼女がこんなにまで青井先生に憧れている心の底には、二年前に両親が離婚して父親を求める気持ちがあるせいかもしれなかった。デザイナーをしている父親の賢三は同じオフィスで働く女性と男女の関係になって、まだ中学生の麗香を妻の美智子に託して去ったのだった。
それは感じやすい思春期の麗香にとって、死ぬほど辛い、せつない別れだった。
父親の賢三だって、愛する娘の麗香と別れたくはなかった。
彼は涙を浮かべて麗香に言った。
「わかってくれるね、ぼくは麗香のパパだ。だからきみと別れたくなんかない。でも、ママとは別れて暮らさなければならなくなった。成人して綺麗になった麗香に、きっとパパは会いにくる。約束しよう」
それは見方によれば娘を捨てる男の勝手な台詞だったかも知れないが、父親を愛する麗香にはその言葉に、男の身勝手を読み取ることはできなかった。
「ああ、パパ……!」
濡れた裸身をさらして、麗香が鏡に向かって父親を呼んだ。
まだ男を知らない無垢な美少女の肉体が、湯しぶきに濡れてかがやいている。ふっくらした女体からは、匂いたつような甘美な匂いが洩れ出していた。
胸の膨らみからゆるやかにスロープを描いてくびれたウェストに繋がる。可愛い恥丘には、まだ生えそろわない繊毛がもやっている。
まだ熟れきっていない花びらの合わせ目から、あどけないが、すでに一人前の女として誇らかな感じで肉の芽が飛び出していた。その内側に隠れた秘孔からは、愛する男を求める香りが湧き出している。
麗香は自分の全身を鏡に映してから、指でそっと上気してピンク色に染まっている胸の乳頭をつまんでみる。
ズキンと痺れるような甘い快美感がまだ十六歳の女体に、魔力のようなエクスタシーの兆しを教える。不思議なのは、乳首に触れただけなのに、股唇に隠された秘孔から甘い感覚が湧き出してきたことだった。
麗香はまだ八歳くらいの頃、股間をブランコのパイプにこすりつけて父親に叱られたことを思い出した。
あのとき、父親はやさしく彼女を叱った。
(でも、パパは知っていたんだわ。あのとき、わたしがクリトリスを刺激しているのを)
麗香の指が自然に、クリトリスを摩擦していた。
全身がとろけるような、肉体の芯からどこかに消し去られるような、甘い快美感が湧き出してきた。
「パパ、麗香はいけない子なの。叱って」
麗香がシャワーのしぶきを肉の芽にかけると、みるみる美少女のクリトリスが小豆のように膨満してきた。
彼女の手が微妙な震動で、肉の芽を玩弄する。可憐な花びらの合わせ目から膣口にかけて甘い感覚の手応えがあり、とろけるような感覚が湧き出していた。
「あ〜〜、パパ!」
秘孔に熱いしぶきを浴びせ、まだ誰にも触れさせたことのない可憐な乳首を指でつまんで、麗香が胸のなかの父親に向かってそっと言葉をかける。しばらく会っていない父親を思って秘肉を愛撫していたが、やがて父親の面影が遠くなって、彼女の心にハンサムな青井先生が浮かんできた。
麗香の手が乳首をつまんでひねるようにした。微かな甘い痛みが、頼りになる男にしっかりと抱き締められるときのようなせつない思いを醸し出していた。
内腿の美肌が透けるようにピンク色をしている。まだあわあわしている繊毛が少女が女になるまえの発達を示していた。
熱い湯が吹き出している金属のシャワーを握った麗香の手が、いつしか内腿のあいだにのびていた。しぶきがあたると繊毛が濡れて光る。激しい湯しぶきが、まだ可憐な花びらのような秘花をめくり、つつましく立っている肉の芽に当たると彼女はあやうく声をあげそうになった。
ズキッと、なにかをねじりこまれるように雌芯の秘奥が感じる。
(ああ、パパ、こんないけないことをする麗香を叱って!)
シャワーのしぶきが、可憐な秘孔にまであたると、麗香は自分がしていることがどんなにいけないことかに気がついた。
「ああ、いけないことなのよ。で、でも、ああ、こんなに気持ちがいいなんて」
麗香がシャワーを秘唇に当てると痺れるような快美感がおこることに目覚めたのは、数日前のことだった。それがオナニーだと知って、彼女は心のなかに罪の感覚を覚えた。だが、いったん知った快楽が、まだ十六歳の美少女を虜にしてしまった。いままで知らなかった快楽の花園に溺れて、麗香が可憐な声を発した。
「ああ、パパ! こんなにいけない麗香を、ああ、叱って……、でも、パパがいけないのよ。だって、ママとわたしを捨ててほかの女の人とどこかに行ってしまったんですもん。パパに会いたい。でも、会えないのなら、いいでしょ、わたしはパパの代わりが欲しいの。それが青井先生、ああ、先生……、先生は知ってますか、ああ、麗香は、本当はこんなにエッチなの」
シャワーのしぶきがクリトリスに当たると、渦をまいたようにして快美感が昂まってきた。自分でも信じられないほど、熱いしぶきが当たると敏感なルビーが尖ってきた。
中腰になって片手で乳頭をつまんで、もう片方の手で持ったシャワーのしぶきを肉の芽に当てる。まだヴァージンの麗香だったが、強烈なしぶきがみずみずしい肉門を広げてしまった。
「ああ、こんなにいけない麗香を、青井先生、叱って!」
エクスタシーを感じると、麗香は怖くなっていつも叱られたい、苛められたいというような屈折した思いになる。ふんわりとした虹の向こうに父親がいるような気がしている。いや、そうではない。まだ男性に抱かれたこともなく、むろん本当のセックスを知らない麗香だったが、エクスタシーの向こうになにか自分を変える魔力が潜んでいるのを感じていた。
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