内藤みか    浮気妻・熟れ肉のお値段 
 
目 次 
新妻愛液通信 
濡れた若奥様 
肉びらトライアングル 
コギャル香恵の復讐 
淫乱義母さん 
お色気就職前線 
 
(C)Mika Naito 
 
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   新妻愛液通信 
 
     1 人妻ダイヤル 
 
「もしもし、はじめまして……。え? そう、もうダンナは出かけちゃたの」 
 夫が出かけた八時。足音が消えるか消えないかのうちに、さつきが受話器をさっととってかけているのは『人妻ダイヤル』というものであった。 
 電話をかけて、知らない男性と話をして、時給が二千円。夫がいぬ間のバイトとしては高級なほうである。そうそう一日中、電話ばかりしていられないが、それでもさつきは一日一万円を目標にコンスタントに稼いでいた。 
(これなら、三年位で借金が返せそう!) 
 さつきは25歳。先月、オーストラリアの新婚旅行から帰ってきたばかりという初々しい新妻であった。ぷりぷりしたヒップとバストが、ぽっちゃりした身体に可愛くはりついている。 
 新妻が、なぜツーショットダイヤルでバイトしているかというと、決して夫が相手をしてくれないというワケではない。一応、週に3度はHしてくれている。さつきも、まだ浮気の虫は起きていない。つまり、性欲ではなく、金欲でバイトしているのである。 
 新婚旅行から帰って、夫から一千万円の借金がある、と告白された時はショックだった。マジメが服着て歩いているようなところが取り柄の彼が、馬券の電話投票でかくも大金を失っていたとは、夢にも思わなかった。堅実に生活をスタートさせ、そのうちマンションでも手に入れて……と淡い夢を描いていたさつきだったが、アッサリ破られてしまった。 
 かくいうさつきも、結婚生活や新婚旅行などで、貯金はほとんどない。戒めのために、夫の電話投票権はキャンセルさせたし、給料は全部さつきの口座に振り込ませることとした。だけど、つましいお役所勤めの彼が借金を綺麗に返すには何年もかかる。 
 さつきは、夫にはナイショで内助の功としてテレクラのバイトを始めたのだった。電話で喋っているだけで一日一万円。そりゃ、気を使うし、耳も痛くなるけれど、つまんないパートに出るより、よっぽどマシである。 
(三年で一千万円稼いでみせるわ。彼、驚くだろうな……) 
 嫉妬深い夫は、自分がテレクラのバイトをしていたと知ったらイヤな顔をするかもしれない。だけど、さつきがこっそり溜めた大金にカンゲキもしてくれるだろう。愛する夫が喜ぶその顔を楽しみに、今日もさつきは知らない男の声を耳元に受けていた。 
「ええと、結婚したのは一カ月前なのよ。そ、まだ新婚なの……」 
 人妻ダイヤルというだけあって、人妻を求める男ばかりが電話で繋がる。他のツーショット電話と違い、人妻ダイヤルは昼間に人気が集中する。本物の人妻だったら、ダンナがいない日中にしか電話してこないということを男達も熟知しているのであった。 
 さつきは髪にハヤリの外巻きカールを入れ、服もスーツ系を着こなしたりする。結婚したばかりで、そうそう奥様っぽい格好になれるわけもなく、OL時代の名残であった。クリクリとしてよく動く瞳もまだ幼さを残しており、街を歩いていてもナンパもされる。 
 このようにあまり人妻っぽくない自分だったので、男性達と電話でうまくおしゃべりできるかどうか、さつきは内心不安だった。が、今のところは順調だった。なぜなら、男達の目的は、大半がテレホンセックスだからだ。適当に相槌をうっておけば、さつきの役割は充分に果たすことができたのである。 
 今日も、朝っぱらから若い男が、電話でのアエギ声を求めてきていた。 
「ね、奥さん。オレ、朝立ちしちゃったから、発射するのに協力してよぉ」 
「いいわよ。どうすればいいの?」 
 さつきはもう、何十回もこんなシチュエーションに置かれているため、すかさず応じてあげる。 
「な、ナメて……」 
「いいわよ」 
 さつきは自分の人差し指・中指・薬指の3本を一気に口の中に詰め、ゆっくりとねぶりまわしはじめた。こうすると、自分でもフェラチオしている気分に浸ることができるし、受話器の向こうへは、いやらしい唾液の音を聞かせられる。 
 案の定、男はすぐに興奮して、息を荒げてきた。さつきの唇がぴちゃぴちゃとさらに動きを速め、男を煽る。 
「オレも舐めてあげる」 
「ああん、うれしいわ。69しましょ」 
 さつきはリビングの床に寝そべり、パンティーを脱いで丸だしにした花びらを自分の指で開いた。いつもよりアソコが濡れているようだ。今日は排卵日なのかな? とさつきは思った。なんだか、朝から欲情しているのである。 
「アソコの音、聞かせてあげる……」 
 普段なら聞こえない、と男達から文句を言われるくらい密やかな愛液なのだが、今日は違っていた。ヌルッというとろみのある蜜が、アソコと指の間に糸を引いている。ちょっと指の腹を弾いただけで、ぴちぴちとヴァギナが恥じらうように響いた。 
「ア、聞こえる。ああ美味しい」 
 男はズズズーッとさつきの愛液を啜りあげていた。あくまでもお互いの空想だが、さつきも思いきり股を開き、男の頭部を迎え入れたつもりで目を閉じていた。唇は、相変わらずチュウチュウと3本の指を吸い続けている。 
「ンフーん、クリちゃんも舐めてぇ」 
 さつきは本気でヨガりだしていた。この若い男の声が、張りがあってなかなか好感が持てるのだった。恐らくそれもこんなに濡れる原因なのだろう。 
「よし」 
 ぬちゃ、ベロッ、と男が激しくクリトリスに吸い付く音をさつきは聞き、自らの指で女豆をコリコリといじりだした。そこはアッという間に膨張し、たまらずにぷるぷると震え出した。 
「奥さんも、もっとオレのをしゃぶってよ」 
「わかったわ」 
 さつきも念入りに指をペロペロやった。片手で自分のアソコを練りまわすのも、怠らない。男も感じているらしく、何度もハァハァと息を受話器に吹きかけてくる。 
「アーン、いい」 
 愛液をアナルの方にまで滴らせて、さつきは大声をあげた。乱れたブラウスのボタンを自分で開き、ブラから乳首をつまみだす。 
 首と肩で受話器をはさみ、胸とヴァギナを同時にリズミカルに愛撫しながら、さつきは隣りの家にはばかるのも忘れ、大声で絶頂した。 
「あん、イク〜、くぅ、き、気持ちいい!」 
 リビングの絨毯に、小さな丸いシミが拡がっていった。 
 
     2 白昼不倫 
 
 待ち合わせの新宿駅・改札口に立つと、さつきは後ろめたさでざわめく胸を知らず知らずのうちに押さえていた。できるだけセクシーに、とイエローのスーツを着てみた。 
 先ほど、朝のテレホンセックスのお相手をした若い男から「逢おう」と誘われ、なんとなく断りきれずにこうしてやって来てしまったのである。 
「奥さん、金欲しいんでしょ? オレ、親からいくらでも仕送りもらってるから。三万円。三万払うよ。前払いでもいいから、頼むよ」 
 今のさつきにとって三万円は三日分の稼ぎである。 
(借金返済に少しでも近づくんだもの、いいじゃない。悪い人じゃなさそうだし……) 
 そう自分に言い訳したが、お金のためだけじゃないということは、自分でもよくわかっていた。感じる声をしている若いオトコと、不倫してみたかったのである。 
 現れた昌明は大学生らしくダウンのジャケットとジーンズ姿で、およそさつきのスーツとは似つかわしくなかった。学生と逢うということをすっかり忘れ、ケバくしすぎた自分をちょっと恥じたが、昌明はさつきの格好を気にしているようではなかったので、よかった、と思った。 
「へぇ、さつきさん、本当に若いんだね。人妻だなんて思えないや」 
 昌明はスーツの胸元にチラチラしているベージュのスリップのレースにさりげなく目をやりながら、快活に話しかけてきた。彼は、今までも何人か人妻を〃買った〃ことがあるという。 
「でも、今までで一番さつきさんが若いよ」 
 いかにも甘やかされて育ったかのような真っ直ぐな黒髪を、ショートボブっぽく撫でつけている昌明を見て、さつきも彼のことを、若いな、と考えていた。 
(こんなに若いし、そう悪いルックスでもないし、お金も持ってるんだから、人妻を買うこともないでしょうに) 
 でも、きっと少しマザコンなのだ、ヨシ、今日はお母さんのように彼を可愛がってやろう、とさつきは思い直した。 
 
 二人が入ったラブホテルは、新宿という場所柄とても狭苦しく、ベッドが部屋の七割を占めているような場所だった。ソファーもなく、自然と二人はベッドに腰掛け、キスを始めていた。 
「あ、忘れてた、前金、前金っと」 
 ブランド物の財布から三万円を取り出すと、昌明はさつきに握らせた。 
「ありがとう」 
 身体を売るなんて初めてなのに、抵抗なくお礼が言える自分が、さつきは怖かった。 
「さっきの電話でのフェラチオ、超気持ちよかったよ。今度はナマで舐めてくれる?」 
「もちろん、いいわ。でもシャワーが先よ」 
 二人は抱き合うようにしてバスルームに入った。さつきは丁寧に泡をたてながら昌明の身体を洗ってあげた。細身で少しアバラまで透けてしまっている昌明の、肉体の中心部だけが妙に太々と充血している。 
 さつきは優しくその部分にも泡を走らせた。赤らんでいたペニスが、みるみる白いシャボンに隠れていく。玉袋の裏まで丁寧に洗っていると、自分がまるでソープ嬢にでもなったような錯覚に陥る。でも、さつきは全然イヤじゃなかった。むしろ、気持ちよさそうに目を細めているこの青年の顔を見つめていると、もっともっと色々してあげたくなる。 
 さつきは自分の胸の双丘で、昌明のペニスを挟み、上下に滑らせた。石鹸でツルツルしているペニスの周りを、なめらかにバストが走る。 
「ああ……スゴイよ!」 
 昌明はバスルームの壁にたまらず手をついた。さつきはペニスを包みこむように、下から上へと何度も往復させる。胸の谷間で、ペニスが苦しそうに膨れてゆくのがわかる。 
「奥さん、ナメてよ。お願いだよ……」 
 子供が泣くような声で、昌明は呻いた。 
 さつきは彼を見上げてニコッと笑うと、胸の隙間からちょこんと顔を出した亀を口に含んであげた。石鹸とカウパー液とで、なんだか塩っぽい味がする。昌明は身を震わせてさつきの頭を上から押し、さらに深くくわえさせようとするが、ペニスがバストに挟まれたままなので思うような深度にならない。 
(ジレてきたのね、可愛い!) 
 もっとジラしてあげたかったが、さつきも夫以外のチ○ポは初めてである。若くてイキがいいから思いっきり味わってみたい。 
 さつきは得意のディープスロートで、昌明の肉棒を一気にノドの奥まで沈めた。 
「ああ〜! 深い、深いよ、奥さん!」 
 昌明は鼻にかかったアエギ声をさらに高め、腰をガクガクと振った。 
「んん〜。ぱんぱんに張ってて本当にしゃぶりがいのあるチ○ポね!」 
 さつきは、ぎゅっぎゅっとシゴキあげながら感嘆の声を漏らした。昌明は返事をする余裕もないのか、夢中で腰を突き立てている。さつきもそれに応えるように、喉を鳴らしてずびずびとペニスをしゃくりあげた。 
「ひい〜、イイ、いいよぉ」 
 昌明は甲高い声をあげて、口元から肉芯を抜き取ると、さつきの顔に思いきりザーメンを噴きかけた。 
「あ、いっぱい出てるわ!」 
 さつきは、うっとりとそれを受け、唇についた精液はちゃっかり飲んでしまった。 
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