おくの剛 いんぽん昔ばなし
目 次
第一話 嵌め取り物語
第二話 フェラ好き長者
第三話 尻嘗め幽霊
第四話 猿嵌め合戦
第五話 処女寺の嵌めばやし
第六話 ちんなし芳一
第七話 うさぎと出歯亀
第八話 チン棒の釣り
第九話 三つのHなお願い
第十話 ピンサロ裸性門
第十一話 絵姿ホテトル嬢
第十二話 こんにゃく悶ロー
第十三話 おまんがこわい
第十四話 なめ嘗めすずめ
第十五話 ちんちの一休
第十六話 幽霊マントル嬢
第十七話 鶴のちんがえし
第十八話 スワップ鬼が島
第十九話 初夜の鐘
第二十話 嵌めウチワ
第二十一話 八つ化けスキン
第二十二話 蟻とクリトリス
第二十三話 ちんちん山
第二十四話 ちんこの妖怪
第二十五話 ピンサロ龍宮城
第二十六話 勃起六地蔵
第二十七話 嵌メルンの尺八吹き
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第一話 嵌め取り物語
シクシクッ。
と月を見ながら、かぐや姫が泣いていた。
「これ、どうしたのじゃ、かぐや姫。お前が泣いていると、その姿が色っぽくてちん××がズキンズキンと、うずいてくるではないか。どうしたのじゃ、かぐや姫。何か悲しいことがあるのなら、わしに言いなさい」
好色爺さんが言った。
シクシクッ、シクシク。
かぐや姫は、着物のたもとで涙の浮かんだ顔をぬぐった。
「実は、お爺さん、満月の夜、あの月の国から、わたしを迎えにくるのでございます」
「なに? 月から迎えが?」
と、爺さんはギョッとした顔になった。
「し、しかも、満月の夜じゃと? ま、満月の夜といえば、明晩ではないか……」
「はい、さようでございます」
「かぐや姫、なぜ、早く言わんのだ」
好色爺さんは、急に怒った顔になった。
「ひ、姫や。わ、わしがそなたを竹藪で見つけ、今日まで育ててきた恩を何と思う?」
「はい、お爺さんと、お婆さんには、とても感謝しております」
「か、感謝じゃと?」
爺さんのシワシワの口から、入れ歯が飛び出しそうになった。
「感謝という言葉で、だまされるわしじゃあないぞ。今を去ること十七年前、竹藪に竹を取りにいったわしは、根元がキラキラ輝く不思議な竹を見つけたのじゃ。はれ、不思議なこともあるものじゃ、とその竹を切ってみると、掌に入るくらいの女……。これ、かぐや姫、そなたがいたのじゃ」
好色爺さんは、節の間にちょこんと座っていたかぐや姫を見つけた時のことを思い出した。
「おおっ、これは美人じゃ」
嵌め取りの翁という別名を持つ、好色爺さんだ。シワシワの唇から、ねばっこいよだれを滴らせながら、掌に小美人を載せたのだ。
なにしろ相手は掌に載るくらいの小美人。お××こだって、やっとようじの頭が入るくらい……。
いくら爺さんのモノが短小ぎみだからといって、欲望に脹らんだ状態のペニスを挿入できるはずがないことは、常識でもわかる。
しかし、さすがは常識を超越した好色爺さん。小美人の両足を開くと、お××この秘裂に勃起したものの先端を押しつけてみたのだ。
「ああ、わしのモノが、そなたの中に挿入できないということを知った時の、わしの心をそなたは想像できるかな?」
「わかりません」
かぐや姫は不快そうに顔をしかめた。
「できぬじゃろう? ああ、その時のわしの嘆きは、常人が想像できぬくらい大きかったのじゃ」
爺さんは、その時の屈辱を思い出してシクシクと泣きはじめた。
「しかし、わしは嵌め取りの翁と呼ばれた好色爺さんじゃ。そんなことで引き下がったのでは男がすたる」
爺さんは、袴を脱ぎ、その下に巻いていた黄色くなった六尺ふんどしをほどきはじめた。
「かぐや姫」
「は、はいっ」
「わしがそなたを家に連れ帰り、ここまで育ててきたのは、ほかでもない。み〜んな、そなたとセックスしたいがためなのじゃ」
言いながら、好色爺さんは、ふんどしの隙間から、硬直したペニスを掴みだした。
「なっ、なっ、かぐやちゃん。わしとセックスしよう。お××こさせろ。セックスしよう。お××こさせろ」
言いながら、好色爺さんは、畳の上をジリジリと這って逃げるかぐや姫を壁際にまで追い詰めた。
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