官能小説販売サイト 高竜也 『蜜妻泣かせ』
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高 竜也    蜜妻泣かせ

目 次
二人の欲謀
人妻くずれ
汚れ妻
欲望のあとしまつ
れて頂戴っ!
蜜の取り引き
快楽契約
しゅうとの愛撫
湯煙りの欲情
けがす肌
溺れる背徳
裏切りの淫計

(C)Tatsuya Kou

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   二人の欲謀

     1

 はバスタブの中でしっかりと握った。
 浴室に入って来た時に、すでに半勃起状態になっていたしょういちの分身は、しなやかな五本の指で握られた途端、一挙に膨張して力強い脈動を手のひらに伝えた。
「ねえ、姉さんといつしたの?」
 栄美のきょうしんしんの目が昌一の顔を覗き見ると、昌一はあいまいな薄笑いを浮かべて、
「いつだったかなァ……。しばらくしてないから忘れちまったよ」
 ととぼけた声を出した。
「嘘つき!」
 肉の幹が強い力で絞り込まれるように握られ、袋がほどほどの力でつねられると、それが合図のように昌一の手が栄美の股間を割って滑り込んだ。
「アン……」
 栄美は甘い声を上げて、はしたなく両腿の付け根を広げた。
 そこはすでに湯とは異なるツルンとした女の蜜で濡れそぼっていた。
「ほう……。とてもしたかったようだね」
「そんなことより、昨夜、お姉さんを抱いたじゃないの」
「なんだ。知ってたのか。おかしいと思ったよ。廊下に人の気配がしてたもの。聞き耳たてながら、自分でいじったね」
「………」
「正直に言わなきゃ、れてやらないよ」
「イヤーン。欲しいっ」
「じゃ、言いな。さあ」
「自分でするしかないじゃないの」
「最後まで?」
「ええ、イッたわ。でも駄目。これが一番いい……ああァ、早くして」
 昌一は栄美を抱き上げるとバスタブを出た。
 脱衣室で栄美の体を拭いている間中、栄美はもうろうとした目でそそりつ一物を見つめていた。
 ベッドに横たえられた時の栄美は自らの手で乳房をかかえるようにしてみ、完全に淫乱な目で昌一を誘った。
 昌一は這いつくばると、大きく開かれた栄美の股間を飽きることなく眺め、いかにも物欲しげにひくつく狭小な割れ目に舌を押しつけた。
 黄色い悲鳴が上がった。
 嫌悪感を表すものではなく、むしろその逆だった。
 小刻みに震えるけいの薄い皮膚や、ドッと噴き上げる快液に、栄美の快感の深さが如実に表れていた。
 栄美は昌一の妻の実の妹である。
 つまり義妹ということになる。
 栄美は両親の反対を押し切って好きな男と結婚したが、わずか三年程で別れてしまった。
 相手の男はなかなかの好男子で、若い栄美はそこに惚れたのだが、好男子ゆえに女によくもてて浮気が絶えず、結局それに耐えられなくなって離婚したのだった。
 精神的な気苦労から解放されたのはいいのだが、数ヶ月もするとその男から仕込まれたセックスの味が忘れられず、結婚するまでずっと続けていたオナニーを復活させて、なんとか飢餓感から一時的に逃れることができた。
 しかし指戯による快感など、本物のセックスに較べたら、まるで塩気のない漬物のように味気なかった。
 それに、自分勝手な結婚、離婚で両親との折り合いも悪く、結局家を出て姉由起の嫁ぎ先であるむら昌一の家に同居させてもらうようになった。
 昌一は東京郊外の農家の息子だが商才にけていて、学習塾を経営して上手に軌道に乗せ、今では小さいながら合格率の高い塾としてその方面では知られた存在になっていた。
 初め由起は栄美が同居することに反対した。
 もともと姉妹は仲が悪かったのである。
 しかし昌一の家はかなり余裕のある広さであったので、昌一がウンと言えば、由起もそうそう頑固に反対することもできなかった。
 
 
 
 
〜〜『蜜妻泣かせ』(高竜也)〜〜
 
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