官能小説販売サイト 高竜也 『二人の熟母と友達の美母』
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高 竜也    二人の熟母と友達の美母

目 次
第一部 友達の美母
 第一章 シャワーに濡れた柔肌
 第二章 初体験への招待
 第三章 童貞少年への妖しい罠
 第四章 欲望にまみれた密会
 第五章 女体が晒した真実

第二部 僕の継母
 第六章 淫唇を癒す妖しき玩具
 第七章 17歳の白濁に染まる恥毛
 第八章 禁じられた相互愛撫
 第九章 飢えていた34歳の肉壺
 第十章 僕だけに捧げられたバージン

第三部 最高の熟母
 第十一章 すべての女に秘められた欲望
 第十二章 熟母を刺激するダブルベッド
 第十三章 相姦という名の贈り物

(C)Tatsuya Kou

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 第一部 友達の美母



 第一章 シャワーに濡れた柔肌

 高原哲朗はドアを静かに閉めると、ゆっくり部屋のなかを見渡した。
 ここは森口耕大の部屋だ。けっこう仲がいいクラスメイトだから何度もこの部屋に入ったことはある。もちろん、その時は耕大が一緒だった。でも今は一人きり、しかも家の鍵を預けられて耕大より一足先に入ってきたので、なんとなくいつもと気持ちが異なっていた。
 部屋は十畳ほどの広さで、その三分の二ほどのスペースはフローリングでベッドが置いてある。残りの三分の一が畳敷きになっているという、変わった造りの部屋だった。
 今日の放課後、学期末試験の準備勉強を、耕大の部屋でやろうということになっていた。もっとも、それはあくまでも口実で、これから進むであろう希望大学の選択から女の子の話まで、とりとめもないことを話すのが目的だった。
 二人は授業が終わると、山下公園近くにある高校からバス停に向かった。そのバス停近くまで来たところで耕大の携帯電話が鳴った。
 相手は耕大の従兄で、パソコンの調子が悪いのですぐに直してほしいという。
 耕大はコンピュータにかけてはオタクの域をはるかに飛び越え、専門家といってもいいほどで、哲朗もこれまでパソコンのプログラムを改良してもらったり、ちょっとした修理を頼んだこともあった。
「一、二時間で戻るから、先に家に行ってくれないか。ママは美容院かエステサロンに出かけていて留守だろうから、これを渡しておくよ」
 耕大はそう言うと、玄関の鍵を哲朗に渡し、従兄のところに向かった。
 耕大の部屋には何度も足を運んでいるが、哲朗の家よりはるかに広い一軒家の、他の部屋がどうなっているのかはほとんど知らない。
 玄関の門のところに立ったところで哲朗は、一応はチャイムを鳴らしてみた。やはり耕大が言った通り、母親は不在のようなので、哲朗は鍵を使ってなかに入った。そして、まっすぐ耕大の部屋に直行したというわけだ。
 カーテンを半分ほど開けてしばらく窓の外を眺めていた哲朗は、ベッドに引っくりかえった。飾り棚の上にA4サイズの額のようななかに数カットの写真が入れられるようになっている写真立てが置かれていた。この前までは置いてあった記憶がない。初めて見るものなので、哲朗はゆっくり起きあがると、なかにおさまっている写真を眺めた。
 何枚かある写真のなかの一枚は、ハワイのダイヤモンドヘッドを背景に、水着姿の耕大と母親の響子が、まるで恋人のように頬を寄せ合っているものだった。きっと今年の夏、ハワイ旅行をした時のものだろう。
 哲朗はいやでも響子のバランスの取れた肢体に目を奪われた。母子というより恋人同士といった感じなので、うらやましさを感じた。
 現在の哲朗の母は、厳密な意味では継母であると同時に、叔母という立場でもあった。つまり父の省吾は、哲朗を産んだ由希子と離婚した後、由希子の妹である沙耶を迎え入れたのである。
 もちろん、沙耶を憎からず思っていたこともあるが、離婚の原因がどちらかというと由希子の身勝手にあったことから、沙耶はやもめ暮らしの省吾と幼い哲朗に同情して入籍したのだった。
 そういう複雑さがあったので、継母の沙耶と哲朗の間には、本当の母子とはやや違った感情が流れていたのはやむをえない。どちらにも遠慮があったのかもしれない。
 だからこそ哲朗は、恋人同士のように肩を抱き合って写っている響子と耕大を見て、こんな母子関係もあるのだと羨望の目で写真に見入ったのだった。
 別の写真を見て哲朗は、思わず「へえ……」と声を出していた。若い頃のスチュワーデス姿の響子が、まるで女優かモデルのような凜々しさで写っていた。
 哲朗は写真立てを持ったまま再びベッドに引っくりかえると、その写真に見入った。
 耕大の母親は元スチュワーデスで、商社マンで五十代だった父親と結婚したということを耕大から聞いたことがある。だから耕大の父はもう七十近くという高齢で大手総合商社の重役となっているらしいが、あいにく今は体調を崩し、会社近くにある病院の特別室から商社に通っているという。


 
 
 
 
〜〜『二人の熟母と友達の美母』(高竜也)〜〜
 
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