官能小説販売サイト 牧場由美 『母芯が飲み込む怪しい勃起』
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牧場由美    母芯が飲み込む怪しい勃起

目 次
兄妹TELファック
美形・息子なぶり
悪魔の舌戯
母芯が飲み込む怪しい勃起
謎の整形美女
晴れ着でウッフン(ハート)
義姉肉穴えぐり
母子相姦マニュアル/ママの中に入れたい

(C)Yumi Makiba

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   兄妹TELファック

     妹に似た声!?

 女から男への電話遊びは男の遊びとくらべて費用が安くあがる。坂上美沙子は、短大に進学した二ヵ月ほど前から、レディスコミックに掲載されたフリーダイヤルにダイヤルしてテレホンセックスを楽しんでいた。
 六月の第一土曜日、午後八時過ぎ。
「もしもし……」
 美沙子がツーショットすると、魅力的な声のいつもの男が電話に出た。
「小夜ちゃんだね、待っていたよ」
 毎日、同じ時間、美沙子からの直接電話を待って男は自室に待機しているようである。
「修一さん?」
「一週間ほどぼくのボックスに連絡をくれなかったじゃないか? 待ち遠しかったよ、君の声が聞きたかったよ、小夜ちゃん」
 修一と名乗る男は電話の向こうでもうズボンのベルトを緩めているようであった。パジャマの上から潤った股間をそっと押さえながら美沙子は声を潜めた。
「今日も家の中に兄がいるの……、だから、あまり大きな声が出せないんだけど……」
「お兄ちゃんの部屋と小夜ちゃんの部屋は離れているのかい?」
「同じ二階だけど、端と端、でも、大きな声を出すと兄に聞こえてしまう」
「聞こえたっていいじゃないか?」
「こんな電話をしていると知られたら恥ずかしいよ」
「うん、そうだね、小夜ちゃん、お互いに事情があるものね……、ぼくにだってあまり大きな声を出せない事情が……」
「ああ、もうおち○ちんが大きくなっている?」
「なっているよ、小夜ちゃんのことを想像するだけでたまらないよ」
 男は呻いた。
「しごいているの?」
「ううっ、上下に指を動かしているよ」
「ああ、修一さん」
 美沙子の脳裏にくっきりと男の巨大な黒い陰茎のシルエットが浮かんだ。
 小夜というのは美沙子の偽名である。おそらく修一というのもボックスを設定する時につけた仮の名前であろう。どこに住んでいるのか、本当はどんな男なのか、美沙子は修一という男について何もわからない。
 だが……。
 肌と肌の密着もなしに、見知らぬ相手に興奮を感じることがテレホンセックスの醍醐味だった。
「会いたいんだ、小夜ちゃんに……」
 二歳年上の大学生の兄にそっくりな声で修一と名乗った男が言う。
「ああ、我慢して……」
 会いたいのは美沙子も同じだった。
「電話だけじゃダメだよ、毎晩、君のことを考えると苦しくて……」
 一週間ぶりのテレホンセックスだからたっぷりたまっているのだろう。修一と名乗る男はいつもより性急だった。
「ううっ」
 パジャマのゴムを持ち上げて、白いナイロンショーツの下に指先を押し込みながら美沙子は小さな呻き声をあげた。
「ああ、あたしの声がどうしたの?」
「ううっ、小夜ちゃん、君の声がぼくの妹の声に似ているんだ」
「ああっ、偶然ね。あなたの声も……」
「ぼくの声が、誰かに似ているのかい?」
「あ、あなたの声があたしのお兄さんの声に似ているの……」
「光栄だね、小夜ちゃんのお兄ちゃんというのはいい男かい?」
「運動が万能のハンサムボーイよ」
「年齢はいくつ?」
「21歳よ」
「それは偶然だね、ぼくも21歳で運動も得意だよ」
 電話の向こうで彼は、ベッドに仰向けで横たわってブリーフから突き出した生棒をしごいているのであろう。
 囁くような声の合間から間断なく、ベッドのスプリングがきしむ音が聞こえていた。
 修一と名乗る男の声は、兄の博次にたしかに似ていた。兄と声がそっくりな男の瞬くような声を聞きながら、美沙子は実兄とオナニーごっこをしているような状況を楽しんでいた。
「お兄ちゃんと呼んでいい?」
 濡れた肉ヒダの輪郭をなぞるように指先を微妙に動かしながら美沙子はそっとベッドから頭を上げた。
「いいよ、君のお兄ちゃんの名前は何というの?」
「博次よ」
「何だって?」
 電話の向こうの男の声が一瞬、とまどったように沈黙した。
「どうしたの?」
「いや、ぼくの名前も博次なんだ、だから……」
「ああ……」
「だからあってはならない状況を空想してしまった」
「あっ、ううっ」
「小夜と名乗っている君が、ぼくの実妹の美沙子だったらという空想をしてしまったんだ……」
 ついさっきまで余裕があった男の息が射精寸前に追い詰められているように苦しそうに聞こえた。
 裸の胸を上下させながら美沙子の裸体を空想して必死でしごいているにちがいない。美沙子は兄と名前が同じ、兄と声がそっくりな男の呻くような息遣いを聞きながら、兄の裸体を思い浮かべ、兄の巨大な肉マラが勃起している光景を思い浮かべた。
「ああ、美沙子と呼んで……」
「信じられないよ、美沙子……。ああ、ずっと好きだったんだ、美沙子」
「お兄ちゃん、ううっ、博次お兄ちゃん」
 混乱はなかった。
 そんな状況に直面しても美沙子は、テレホンセックスをしている相手が実兄の博次だと思ってはいなかった。


 
 
 
 
〜〜『母芯が飲み込む怪しい勃起』(牧場由美)〜〜
 
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