高 竜也 実母と義母
目 次
第一章 毎晩ママとしているんだ
第二章 ママはまだ若くて美しい
第三章 淋しいからママは一人で
第四章 ついにママの中に入った
第五章 ママよりも肉芽が大きい
第六章 ママが姦らせてくれないから
第七章 ママとするのが最高
第八章 ママは完全にぼくのもの
第九章 ママと死んでしまいたい
エピローグ
(C)Tatsuya Koh
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第一章 毎晩ママとしているんだ
ロココ調の大きな姿見の前に立って、紀子は形よく盛りあがったふたつの乳房をそっと両手で包みこんだ。
自分の手で触れているだけなのに、穏やかな快感の気配が伝わってくる。
風呂からあがったばかりの体が熱く火照っていた。恥ずかしい丘を彩る茂みが、しっとりと濡れたような光沢を放って、かすかに息づいている。熟した桃を思わせる、たっぷりとして、それでいてツンと上を向いた乳房が、掌の下で少しずつ充血していくのがよくわかる。
もう体が期待している……。
紀子は、夫によって開発された二十七歳の肉体が疼くのを、心地よく受けとめていた。
あの子はこの体に夢中になっている。勘違いしないようにしよう。あの子が惚れているのは、私ではなく、この体……。
隣室でいらいらしながら待っているであろう聡一のことを思うと、少しばかり同情する気持ちになった。同時に紀子は、道ならぬ義理の母子のおぞましい関係が、もうすでにブレーキがきかないところまできているのを、はっきりと自覚した。
あくまで拒否すべきだったのだ。でも、もう私の体は、あの子のがむしゃらな愛撫に馴染んでしまっている……。
紀子の体の奥で熱いものが溶けて、何かを期待して疼きはじめている柔肉の裂け目に向かって、じわじわと流れだしていた。
「あああ……」
乳房を強く握りしめた紀子は、解き放たれた官能の世界に、自らの意志で、一歩また一歩と近づいていった。
両脚を少しずつ開いてみる。縦に長い恥毛の群れの下に、ひっそりと一条の亀裂が走っている。この奥に快楽の源がある。
ぽってり膨らんだ女唇を、指先がそっと開いた。ほんのり赤みがかった桃色の粘膜が、キラキラ光る蜜に濡れて震えている。
もう一方の手で、埋もれた肉芽を掃くように撫でると、蜜に濡れたクリトリスはたちまち周囲の薄い包皮を押しのけて、せりだしてきた。
チリチリと刺すような快感が、末端の神経にまで走り抜けていく。
「あああ……いいっ!」
紀子の白い喉がのけ反り、潤んだ目が宙をさまよう。
透きとおるような白い太腿を伝わって、濃厚な蜜が流れ落ちた。にわかに、紀子の個性的な匂いが室内に漂う。
匂いがきついほど紀子の欲望は強い。
そのとき紀子は、暖房のよくきいた室内に、かすかに冷気が流れるのを感じた。振り向くと、ほんの少し開いたドアの向こうから、聡一の顔が覗いている。
紀子は、自分のはしたない格好を見せつけるようにして、ドアのほうに向きを変えた。聡一が燃えるような視線を紀子の下腹部に向けながら寝室の中に入ってきた。
驚いたことに、紀子同様、聡一も素っ裸だった。見事に勃起した肉棒は、先端から粘りけのある露をしたたらせていなないている。
「ママ、そのままつづけて。ぼく、ママがひとりでするのを見たいんだ。ねえ、ママ」
「ひどいわ、聡ちゃん。恥ずかしい……」
「やってよ。お願い」
「そんな目で見ちゃいや……」
「素敵だよ、ママ。もっと激しく」
「初めから見てたのね」
コクンとうなずきながら聡一は、紀子の肩に手をかけて、そっとベッドのほうに押し倒した。ベッドの端にぺたんと腰をおろした紀子の足もとに、聡一が膝を折って座る。
「脚をひろげてよ。よく見たいんだ。ママのあそこ」
「いつも見てるくせに……」
「いくら見てもあきないもの。さあ、もっと開いて」
顔を上気させながら、紀子は静かに後ろに倒れこんだ。
聡一は、ふたつに割れた太腿の付け根を凝視した。そして、おや?……と思った。まぎれもなく、ほんのりと湯気がたち昇っていたからだ。
聡一は顔を紀子の股間に近づけて、大きく息を吸いこんだ。
ああ、これがママの匂いだ……。
聡一は匂いの源泉を舌先で確かめようとしたが、かろうじてこらえた。肉裂の上を這う紀子の指が、活発になってきたからだ。
「ああっ……聡ちゃん、見てるのね……」
人差し指と中指に挟まれて、肉芽は最大限にまで膨張し、今にも破裂するように見えた。
「ママ、気持ちいいの?」
「よくってよ!……あああッ。ほら、見て」
他の三本の指が、快楽の訪れを告げるように美しく反りかえった。
小猫がミルクを舐めるようなピチャピチャという音がする。充血して開ききった秘唇は、溢れだした愛液で濡れそぼり、丘を飾る少ない恥毛は蜜にまみれて、盛りあがった土手にぴったりと貼りついてしまった。
「いいの、とってもいい!!」
細く白い指の動きがいっそう激しくなり、紀子の贅肉の少ないしなやかな体に、ピリピリッと緊張感が走った。
「ママ、イッちゃ駄目……ずっとつづけるんだ」
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