官能小説販売サイト 花森えりか 『もっと淫らに愛して』
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花森えりか   もっと淫らに愛して

目 次
白衣の私を抱いて
女王様気分で燃えたい
年下男の変態愛撫に濡れて
初体験したい!
溺れたレズ・セックス
目隠しプレイは刺激的
アダルト・グッズが欲しい
パワフルな男が好き
ベッド・インの演技指導
もっと淫らに愛して

(C)Erika Hanamori

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   白衣の私を抱いて

     1

 亜由美は、内科部長室のドアをノックした。
 ナースステーションで看護師同士の雑談中に、電話がかかって来て呼び出されたのだ。用件は、わかっていた。
 ノックの後、部屋の奥から返事があり、亜由美はドアを開けた。
 窓を背にして大きなデスクの前に、内科部長の高瀬京介が座っている。
「先生、ドアの鍵は……?」
 悪戯っぽい微笑を浮かべながら、亜由美は言った。
「まだ、いい」
 五十過ぎの高瀬内科部長がそう答え、手にしていた書類を机の上へ放り出すように置いた。
「ふふッ、悪趣味ね」
 白衣姿の亜由美は、豊かなヒップを左右にくねらせながら、デスクへと足を運んだ。
「誰か用があって来るかもしれないからな」
 高瀬がニヤリとして言う。
「だから、鍵をかけるほうがいいのに」
「勤務時間中だ。仕事をおろそかにしない主義だからね」
 そんなやり取りを交わしながら、亜由美は白衣のボタンを上半分はずしておき、高瀬は椅子を後ろにずらして脚を大きく広げた。
 亜由美はデスクの下の空間にしゃがみ込んで、高瀬の白衣の前を開く。
「先生とあたしが、こんなことしてるって知ったら、婦長さん、激怒しちゃうわよ」
 高瀬のズボンのボタンをはずし、ファスナーを下ろしながら亜由美はチラッと、内海婦長の気難しい顔を思い浮かべた。
「彼女がどう思おうと、関係ないさ」
 高瀬が亜由美の胸のふくらみへ手を伸ばしてくる。はだけた白衣の下はピンクのレース・スリップで、ブラジャーはつけていない。
 スリップの胸元から、あらわにした白い豊かな乳房を、高瀬がヤワヤワと揉みしだく。
「うふうン」
 敏感な乳首が、固くなってくるのを亜由美は感じた。しゃがみ込んでいる腰を、悶えるようにくねらせる。
「五日ぶりね、このペニちゃんに会えるのは」
 白いブリーフの合わせ目から取り出した高瀬の膨らみかけたペニスに、亜由美は唇を押しあてた。
「ほかの男のペニスを、食べてたのか」
 嫉妬じみた声で言いながら、高瀬が乳房をギュッとわしづかみにした。
「まさか。あたしの大好きなのは、先生のコレだけ。素敵、だんだん硬くなってくる」
 亜由美の花弁のような唇に触れられ、握った手を動かされた高瀬のペニスが、ムクムクと猛り立ってきた。
(でも、若い男の子のペニスと、やっぱり違うわね)
 内心、亜由美は呟く。二日前、個室に入院している大学生のペニスに、フェラチオしてやった時を思い出した。ちょっとイケメンで、遊び慣れてる学生だった。
「看護師さんの白衣ってセクシーだな。見てるだけで、ぼく、立っちゃうよ」
 なんて言うから、亜由美も調子に乗って、
「ホント? 見てみたいわ」
 掛け布団をはいで彼のパジャマのズボンの股間に、悪戯のつもりで触ってみると、カチンカチンだった。離しかけた手を、彼につかまれてズボンの中に入れられ、燃えるように熱く猛り立ったペニスを、直接握らされて――。
 それに比べて高瀬内科部長は、二十七歳の亜由美にとっては中年オジンの肉体で、硬くなったり萎えかかったりと、手がかかる。
 高瀬が名医なのかそうでないのか、看護師の亜由美にとっては、ただのエッチおじさんである。
 恋愛でもなければ、不倫でもない。高瀬から毎月五十万円を、お小遣いとして貰っていた。
 ハードな仕事のわりに少ない給料だけでは、欲しい服やバッグやアクセサリーが買えない。亜由美はセックスと同じくらい、デパートやブティックでの買い物が好きだった。貯金もなく、給料だけでは、とても足りない。
 それは、今に始まったことではなかった。一人暮らしをしながら、看護師学校に通っていたころからである。
 マンションの家賃を出してくれたり、お小遣いをくれる男が、いつもいた。結婚詐欺をするわけではない。相手は家庭のある男を選んだ。
 お小遣いをくれる男と思えば、ベッドの上で言われるままにどんなことだってやるし、サービスにも熱がこもる。
 今も、そうだった。高瀬はホテルで亜由美を抱くより、車の中とかエレベーターの中とか、病院の屋上とか、そんな場所での交じわりを好んだ。部長室で椅子に座ったまま、亜由美にフェラチオさせるというのも、高瀬が思いついたことで、ベッドより刺激的らしかった。
「うう……」
 高瀬が、快感の呻きをあげた。亜由美が彼のペニスの根元まで、口に含んで吸いたてたからだった。舌を回すようにしたり、ネットリからみつかせたりしては、吸いたてる。唇で締めつけながら顔を揺すり、同時に舌先を細かくそよがせる。
「いいぞ……おお、きみのフェラは絶妙だ……」
 快感にうわずった声で、高瀬が口走る。
 その時、ドアがノックされた。
 高瀬が、軽く咳払いしてから書類を手にし、老眼鏡を手にして顔にかけ、
「はい」
 と、無愛想な声で答えた。
 ドアを開けて入って来たのは玉井医局長で、高瀬が頼んであった資料を届けに来たようだった。
 高瀬の股間に顔を埋めている亜由美の姿は、デスクの下に隠れていて、玉井医局長には見えない。
 亜由美は高瀬のペニスを口からはずして、舌を這わせたり、ネットリからみつかせる愛撫を続けた。
「あ、先生、それから……」
 と、玉井医局長が何か話したそうにしたが、高瀬が受話器を手にして、
「後にしてくれ」
 いつものようにそう言い、追い払う様子が、亜由美にもわかった。
 玉井医局長が部屋を出て行き、ドアの閉まる音がした。
 亜由美はふたたび、高瀬のペニスを、口の中に頬張って吸い立てた。こんな姿を、玉井医局長に見つかるかもしれなかったのに、高瀬のペニスは、猛り立って身をわななかせている。彼にとってはスリルが刺激となって、たまらない快感なのだろう。
「うう、いい……きみの口の中に射精するぞ」
 亜由美の乳房をわしづかみにして、高瀬が昂奮したように口走り、
「だけど、きみの体も疼いてるだろうから、ハメてやるか」
 と、フェラチオを中断させ、亜由美にドアの鍵をかけさせた。
 行為の最中にドアがノックされたら、高瀬はズボンを上げて鍵をはずしに行き、亜由美はまたデスクの下に隠れるのである。
 ドアの鍵をかけた亜由美は、パンストとパンティを急いで脱ぎ、デスクの上へ上体を突っ伏す姿勢になった。
 白衣の前を開いてズボンと下着を膝まで下げた高瀬が、亜由美の白衣の裾をまくって豊かな尻を撫で回し、背後から秘部をまさぐった。
「ビショ濡れだ。フェラチオしながら、疼いて濡らしてたな」
「ああン、先生、早くウ」
「コレか、コレが欲しいのか」
 尻を突き出した亜由美の花芯に、高瀬が卑猥な言葉を口にしながら、猛り立つペニスの先端をこすりつけ、一気につらぬいた。
「ああんッ、いいッ」
 ナース・キャップが落ちそうになるほど亜由美はのけぞって、肉体を熱くふるわせた。


 
 
 
 
〜〜『もっと淫らに愛して』(花森えりか)〜〜
 
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