高 竜也 母交換(下)
目 次
第十一章 愛おしい我が子の剛直
第十二章 剃り落とされた恥毛
第十三章 犯された母・美沙子
第十四章 復讐の凌辱劇
第十五章 義母・亜希代の裏切り
第十六章 美沙子を蝕む牝の欲望
第十七章 亜希代を惑わす牡の性臭
第十八章 母交換の序曲
第十九章 美沙子と亜希代……母交換!
(C)Tatsuya Koh
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上巻概要
大学受験に失敗した神坂秀明は、気分転換をはかるために、単独オートバイによる上信越路ツアーに出かけた。新潟県大河津分水の旅館に投宿した秀明は、そこで、当主の岡田美沙子と一人息子の高之の抱き合う姿を見てショックを受ける。だがいつしか秀明の心のなかに、父の信吾の後妻におさまっている若い義母、亜希代を犯したいという気持ちが芽生えてくる。
帰京した秀明は、父の長期出張中に暴力で亜希代を犯す。そして被害者である義母の亜希代も、若々しい秀明の肉体と疲れを知らぬタフさに、心ならずも惹かれていく。
春四月。予備校に通うようになった秀明は、ある日、偶然にも岡田旅館の一人息子高之を発見する。巧妙に高之に接近した秀明は、田舎者の高之にとって唯一の親友となる。そしてある夜、秀明は亜希代と同衾しているところを高之に覗かせ、ついには亜希代を強引に抱かせてしまう。
「これで俺たちは友だちになれた」
秀明の言葉に何か不透明なものを感じながらも、高之は友だちと亜希代の肉体を失いたくなくて納得してしまう。
やがて、一人息子の生活ぶりを見るために、美沙子が一週間の日程で上京してくる。年老いた県会議員の世話を受けている美沙子だったが、畜生道に堕ちていくと知りながらも、我が子との愛欲生活が忘れられず、上京早々に若い肉体に溺れて充足のときを送る。
しかし、高之には大きな悩みがあった。
「俺たち、本当の友だちになるには、俺がお前に母親を提供したように、お前も母親を俺に抱かせろ」
秀明のその言葉を実現させなければならないのだ。
高之は、自分が美沙子に与える快楽以上のものを、秀明が母に与えることを恐れて、腰もくだけよと母の女陰にこわばりをうがつのだった――。
第十一章 愛おしい我が子の剛直
美沙子の充分に満足した女体が、傍らで大きく喘いでいた。高之の汚れた肉茎の鈴口から、まだ残り滓のようなザーメンが、タラタラと滲みでている。
美沙子の手が、ためらいもなく萎えた肉茎をつかんだ。
「よかったわ、高ちゃん……これ、久しぶりだから、とっても元気よかったわね」
起きあがった美沙子がパックリと亀頭を咥え、愛液とザーメンにまみれた肉茎の汚れを舐め清めてしまう。美沙子にとって一人息子は、自分の生命にも優る宝物なのだ。
「淋しかった?」
「うん……」
「母さんもよ」
「でも、木暮がいるじゃないか」
「馬鹿ねえ。あの人は年だし、糖尿病を患って、もう全然……なによ、高ちゃん。あなた嫉いてるの?」
我が子が嫉妬していることがうれしいのか、美沙子は声をたてて笑った。
美沙子が新潟県会議員、木暮浩造の世話を受けているのは、高之もよく知っている。それに気づいたのは中学生になってからだ。初めは母も木暮同様に憎かったが、やがて自分のために母が愛人というつらい立場を甘受していることを知って、むしろ同情するようになっていた。
それがいつしか母子相姦という思いもかけない関係に発展してしまったのだが、今は母と子という関係より、むしろ恋人同士といったほうが適切かもしれない。二人はまさに、一卵性双生児のような存在なのだ。その母を、神坂秀明が抱かせろと言っている。
秀明が義母の亜希代を抱かせた裏には、そういう企みがあったのか……。
拒否したら、秀明は高之母子のよこしまな関係を暴露すると言っている。高之はまだ選択に迷っていた。だが、その迷いが無駄であることもわかっていた。結局は、母は人身御供として、秀明に差しださなければならない。
それに、高之もまた秀明の義母に少なからず執着していた。母にない若さがたまらない魅力だ。母はすぐに新潟へ帰ってしまう。いつも自分の手もとにいてくれるわけではない。そんなとき、もてあます性欲を処理してくれる存在が亜希代なのだ。
もっとも、合意というわけではない。秀明の協力を得て強引に抱くのである。
「俺たちは親友だから」
それが秀明の口癖だ。秀明にばかり寄りかかってはいられない。秀明にも協力する必要がある。その第一歩が、大好きな母を抱かせることなのだ。
「高ちゃん、やっぱり元気なのね。ほら、またこんなに大きくなったわ」
足もとで、美沙子のうれしそうな声がする。
美沙子がすっかり綺麗に汚れを舐めあげたが、そのプロセスで若い肉茎はすっかり勢いを得て、太く硬く復活していた。もっとも、美沙子がそう仕向けるように刺激を与えたことは確かであるが。
美沙子がすっかり成長した愛しい我が子の肉茎をやさしく擦りはじめた。
大人になってよき伴侶を得るまでは、我が子の悩みはすべて自分が背負ってやろうという強い意志を持っている。中学生の高之が孤独な指戯にふけっているのを目撃して以来、美沙子は性的な対象となって、我が子の欲求を満たしてきた。自己犠牲のはずが、いつの間にか、自分の快楽を追い求めてしまっていた。地獄図には違いないが、もうそこから抜けでることはできない。この子のために……それだけが今の美沙子の支えになっていた。
「高ちゃん。またしたくなったの?」
正直なところ、自分の下腹部も今なお疼きっぱなしである。つづけて二度とは、さすがに母親としては恥ずかしいので、高之の若さにかこつけて誘ってみる。
高之の欲望は、秀明に負けたくないという対抗心からいっそう強くなっていた。
スーッと上半身を起こすと、無言のまま母の裸身を眺める。赤く上気した顔も身体も美しい。
指先を恥毛の上に滑らせる。しっとりと潤った地肌から、ほのかにぬくもりが漂う。指先で深い茂みをかきわけ、小さな二重の皮膚をめくる。その下の突起に触れた途端、美沙子が顔をしかめて腰を突きだした。同じ仕草、同じ反応なのに、いくら見ても見飽きることがない。
母の身体に、秀明の義母亜希代の身体が重なった。似たような身体なのに、あらゆる点で違っている。だから二人を自分の手もとに置いておきたいと思う。
母はやはり、秀明の手に委ねるべきなのかもしれない。どんな方法で秀明に抱かせるか。
自分が亜希代を抱いたときは、暗い部屋のなかでこっそりと秀明と交代した。秀明は同じ方法ではつまらないから、方法は任せろという。秀明はとてつもないことを考えるかもしれない、という不安がある。だが、自分では思いつかない。
秀明に任せるしかない。なにも考えないことにしよう……。
高之は母の乳房をてのひらにおさめた。ゆったりとした隆起は、てのひらから少しはみだしている。人差し指と中指の間に顔を出した乳首は、ほんの少し揺らしただけで、もうムクムクと大きくなってきた。
幼児のように鼻を鳴らす母が、とても愛しい。母は自分に甘えきっているし、自分もまた母に甘えている。母なら自分の望むことはきっとかなえてくれるはずだ。死ねと言ったら、おそらく死ぬだろう。
でも、親友に抱かれてくれと言ったら?……
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