官能小説販売サイト 山口香 『淫好ハンター』
おとなの本屋・さん


山口 香    淫好ハンター

目 次
第1話 社長秘書室の女
第2話 富豪未亡人の痴態
第3話 童貞狩り貴夫人
第4話 艶ボクロのある女
第5話 淫乱ステージママ
第6話 悶絶三方責め
第7話 夢が潰えた女デザイナー
第8話 凌辱には凌辱で

(C)Kaoru Yamaguchi

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   第1話 社長秘書室の女

     1

 ワゴン車のサイドドアが開き、アルコールの臭いを漂わせた赤ら顔の男が、スーツの上着のボタンをはずしながら入ってきた。
「社長さん、いつもお世話になっています」
 白のTシャツに白のミニスカート姿の由美は、その男の腕を胸許で抱き締めるようにして、ワゴン車の中に引き入れた。
「じゃあ、由美ちゃん頼むぞ……。社長、先程のお話しの件、確かにお引き受け致しますから……」
 由美の相棒である鮫島豊が含み笑いを漏らし、ドアを閉めた。運転席に乗ったらしく、ドアの閉まる音と同時に、車がゆっくりとすべり出した。
 後ろのキャビンに乗った男は、業績急上昇で注目される家電メーカー『大日電気』の社長、本宮大造である。
 ワゴン車は、しゃへい壁で運転席と後部キャビンとが隔てられており、キャビンは、座席シートが取り払われて、床にはピンク色のカーペットが敷き詰められていた。右側にはセミダブルの低いベッドが据えられ、後部隅には温熱タオルの入ったボックスと、小型冷蔵庫が置かれてあった。その上には避妊具の小箱が乗っている。また窓には、中が見えないように黒い皮膜が張りつけてあった。その上、いまはカーテンが引いてある。
 本宮は靴を脱ぐとスリッパに履き替え、ベッドに腰を下ろした。そして上着を脱ぐと、それを由美がハンガーに掛け、窓に吊るした。
 本宮が、ポケットから取り出してあった煙草を口に咥えると、由美があわててライターを差し出した。
「社長さん……きょうはどうなさいます」
「そうだな……由美ちゃんの中でやらしてもらおうかな……ひさしぶりだし。上から来てくれるかい。下からこのおっぱいをながめながらやってもらうのがいいな……」
 本宮は勢いよく煙を吐き出すと、Tシャツを盛り上げている由美の胸許に手を伸ばしてきた。そして、指を肉に喰い込ませるようにして揉み込んでくる。
 由美はその手首を掴み、胸許から離すと、額に唇を押しつけた。
「じゃあ、横になって下さい」
 本宮の肩を押すようにして、ベッドの上にあお向けにさせると、由美はベルトをゆるめズボンを引き下げた。そして足首から抜き取ると、上着を掛けてあるハンガーに吊るした。
 パンツを下ろすと、老人特有の染みの浮き出た下半身が車内灯の光りを受け、陰影を漂わせて目に飛び込んできた。
 濃い茂みの中心に肉塊が横たわっている。褐色の頭頂部は巨大キノコの傘を想わせる程張り出していた。基幹部は幾重ものしわが波打っており、その根元にはこぶし大の袋が臀部に向かって垂れていた。
 由美は隅のボックスから熱湯処理されたタオルを取り出して左右に広げ、目の前で二、三度揺すりたてた。そして少し冷めたところで折り重ね、本宮の股間にあてた。
 肉塊を転がすようにして股間を拭いていくと、本宮はその感触を楽しむように、目を細め、表情を柔らげた。
 由美は片手で肉塊の根元を握り締め、幾度もこすりつけるようにして拭いていく。
「少し飲み過ぎたのかな……由美ちゃんが上手に拭いてくれるだけで、少しずつ息子も元気になってくるみたいだけど、いまひとつだなあ……」
 本宮は煙草を枕元の灰皿に揉み消すと、下腹部をゆっくりと反り上げてきた。
「いいわ……じゃあ、社長さんだから特別にサービスしてあげるわ」
 拭き終わると由美は大きく息を吸い込んだ。そしてベッドサイドにひざまずき、上半身を倒すようにして本宮の股間に顔を近づけた。両手で肉塊を包み込むようにして口に含むと、舌先で鈴口を撫で上げた。
 由美の鼻孔を臭気が突き抜け、一瞬目の前が真っ暗になって、胃袋が飛び出すような嘔吐感が全身を包み込んできた。
 えらのくびれを唇で挟み、音をたてながら頭部を吸っていくと、引き出されるように体汁がにじみ出てくるのが感じられた。
 ふぐりを揉み込んでいくと、本宮の下腹部が徐々に硬直をはじめてきた。
「うっ……いいなあ……由美ちゃんの口技は本当に凄いなあ……すぐに元気になるよ」
 肉塊が口中で膨らみを増してくると、由美は口から引き出し基幹部をこすりはじめた。
「でも、社長さんのこれ、本当に立派ね。これを味わった女性は、きっと、とりこになってしまうんじゃないかしら」
 膨らんできた肉塊は、血管を浮き上がらせ筋張っており、充分に二握り半はありそうだった。手から飛び出した部分は、唾液に絡まれ、油を塗ったように艶光りしている。
 車は左へカーブしたらしく、本宮の下腹部が右側に揺れた。ゆっくりと運転しているのか、ほとんど上下動は感じられなかった。
「そろそろ来てもらおうか」
 本宮が目を細め、股間を刺激している由美の手首を掴んで引き寄せようとした。
 由美はTシャツを脱ぎ、パンティを下ろした。ミニスカートの裾から薄目の茂みが陰影を作って覗いていた。
 避妊具を小箱から一つ取り出し、袋を破って突き立っている肉塊の先端にあてがった。そのまま一気に根元まで引き下ろしていくと、本宮の下腹部が反り返るように持ち上がってきた。
 由美はベッドに上がり、本宮の下腹部を跨いで馬乗りの格好になると、ゆっくりと腰を下ろしていった。
 下から腕が伸び、肉付きのよい乳房を本宮の手が掴んできた。
「うっ……」
 鈍い衝撃が由美の下半身を包み込んだ時、本宮の肉塊は肉襞を巻き込み、両肢の中心を深々と差し貫いていた。
 由美は本宮の肩口に両手をつくと、目を閉じ、ゆっくりと腰を上下に揺すりはじめた。下から乳房をすくい上げられ揉み込まれるたびに、上半身が反り返っていく。指で揉み込まれ転がされた乳首が、充血してとがりを増してきた。その先端から小刻みなしびれが走り抜けていく。
 抽送運動に合わせるように、車はゆっくりと上下しはじめた。
〈あら、あたしったら、きょうはばかにおつゆが多いみたいだわ。今夜あたり豊に思い切りイカせてもらわないと――〉
 本宮の肉塊が入江で抽送運動をくり返していくと、由美の肉襞からあふれ出てきた体液で、内腿が冷たく感じられてきた。
 肉塊の先端は、子宮口の中心を執拗に突き上げてくる。由美の中で筋肉の輪が収縮をくり返し、誘い込むように震えている。
「ああ……いい気持ちじゃ……」
 本宮の下半身が弓なりに反り返った。乳房を掴んでいる手に力が入り、指頭が肉の盛り上がりに喰い込んできた。
〈あら、あたしもイキそうだわ――〉
 子宮から突き上がってきた衝撃が背筋を這い昇り、後頭部で火花を飛び散らせた。
 その瞬間、由美は目の前が真っ白い霞でおおわれたような衝撃をおぼえた。
〈イッたらしいわ〉
 下腹部が燃えるように熱くなったと思った時、気怠さが全身を包み込んだ。
 やがて本宮の放射感が、ゴムの皮膜を通して感じられてきた。
 
 
 
 
〜〜『淫好ハンター』(山口香)〜〜
 
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