官能小説販売サイト 山口香 『淫楽の花園』
おとなの本屋・さん


山口 香    淫楽の花園

目 次
第1章 女社長の滴る雫
第2章 契約解除の女体報酬
第3章 スピードに濡れた女秘書
第4章 レズの男性開花テクニック
第5章 熟れ盛り人妻の柔襞
第6章 昇格の餌に燃える人妻
第7章 別天地の名器妻

(C)Kaoru Yamaguchi

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   第1章 女社長の滴る雫

     1

 大仁田雅史がシャワールームから出ると、渡部通子がベッドから腕を伸ばしてきた。
「社長、ちょっとビールを飲ませて下さい。のどが渇いてしまって」
〈本当に好きな女だぜ。四十やり盛りって言うけど、正にその通りだ。まるで盛りのついた雌ブタってところだぜ〉
 冷蔵庫から缶ビールを取り出すと、のどを鳴らして冷えた液体を流し込んでいく。背中に、通子の脂ぎった視線が絡みついているのを意識しながら、ふっと大きく息を吐き出した。
〈さて、息子よ、中年ブタだが、一発元気を出してくれよ〉
 バスタオルの上から股間を軽く撫でつけると、ベッドサイドに立った。
 シティホテルの最上階のスィートルーム。
 毛足の長いジュータンの敷き詰められた七、八メートル四方のワンルーム。ダブルベッドと豪華なライティングデスク、姿見、クロゼット。天井には小型のシャンデリアが吊り下げられ、怪しい光りで室内を照らし出していた。
 窓の外にはブルーの薄闇が漂い、遥か下方には高速道路をはしる車のライトが幾つも尾を引いて流れていた。空になったビール缶をサイドテーブルに置くと、大仁田は持ち上げられた薄掛け布団の中に身体を入れた。
 通子の腕が首筋に絡みついてくると、上半身を覆い被せるようにして、唇に唇を重ねていく。バスローブに包まれた、脂肪の付きはじめた乳房が大仁田の胸に押しつぶされ、肉の歪みを伝えてきた。
 甘酸っぱい石鹸の匂いが鼻孔を貫いてきた後、通子の舌先が大仁田の唇を割り、口中に差し込まれてきた。
「大仁田さんとこうするの、十日ぶりぐらいかしらね……」
「そうですね。でも副社長はしてくれないんですか?」
「あの人はだめ。ゴルフばかりで、せいぜい二ヵ月に一度ぐらいね」
 乳房に手を這わし、布地越しに揉み込んでいくと、通子の上体が反り上がり、両肢で大仁田の太腿を挟みつけるようにする。そのまま膝を折り曲げ、ペニスに触れてきた。
「大仁田さんって逞しいわ……やはりあたしの目に狂いはなかったわね。あなたのおかげで女性も増えたし、契約会社の評判もいいし」
 確かにその通りだった。
 この白百合人材派遣会社に入社して半年。すでに数十人の女性を登録させ、数十社に派遣社員として送り込んでいた。
 バスローブの紐を解き、薄掛け布団を蹴り下げると、白い肌が露わになった。
 段差のつきはじめた首筋、肉の崩れを見せて歪んだ乳房。茶褐色の乳輪に縁取られて尖り出している乳首。張りのなくなったウエストラインから盛り上がる臀部。肉付きの良い両肢の付け根には、濃い目の茂みが張りついていた。
 四十六歳、二人の子供を生んだ通子の肉体は、週二回程美容教室に通っているものの、年齢は隠せなかった。
 大仁田は首筋に這わしていた舌先を下げ、乳房の周辺を舐めてから乳首を口に含む。そして吸い上げるようにして転がしていく。
「ああっ……いいわ。大仁田さん」
 通子が上半身を反らすと、乳房が顔を押し上げ、一瞬息が詰まりそうになった。
 乳首を咥えたまま、あわてて上体を起こし、上目遣いに通子を見つめると、あごを突き出し、のどをヒクヒクと震わせながら、快感に酔いはじめていた。眉尻を吊り上げ、半開きの口から、熱い息を吐き出している。大仁田は恥骨の丘に手をあて、陰唇を分けるようにして肉の芽に指頭を這わした。
「ああっ……ふうっ……」
 胸許の大仁田の頭を抱き締め、髪の毛を掻きむしりながら、指を誘い込むように下腹部を波打たせた。
〈本当にかなり溜まっているって感じだな〉
 指先を陰裂に沿って上下させると、ドロリとした体液が絡みついてきた。
「舐めてっ……大仁田さん、出て来たから舐めてよ……」
 通子は上半身を左右に揺すりたて、大仁田の頭を両手で挟み、下方へ押してきた。
〈またさんざんおれに舐めさせておいて、その後尺八をして、昇天するっていうのか――〉
 ベッドが二人の裸体を揺すり、木製の軋み音を発しはじめると、大仁田は通子の両肢の間に腹這いの格好になった。肩に太腿を担ぐと、二つ折りにして、目の前の陰部を睨みつけた。
 淫水焼けした肉厚の花びら。その上部には、粘りついた肉芯が尖り出していた。
〈まったく好きなオ×××だぜ――〉
 茂みを撫でつけていくと、あふれ出た体液で湿り、絡まった毛先がザラザラと手の平に感じられてきた。
「早くっ……大仁田さん」
 通子が太腿で頭を挟むようにして、下腹部を突き上げてくると、大仁田は陰唇を開き、真綿を舐め上げ、肉の芽を掃いた。
 熟れ切った甘酸っぱい女の芳香が鼻先に漂ってくると、目の前がくらくらしてきた。
 通子の肉の震えに合わせて舌を動かしていくと、粘った体液が止めどもなく湧き出してくる。口の端がベトつき、あごが疲れてきた。
「あうんっ……大仁田さん、そろそろちょうだい……あなたのエキスを……」
 通子は苦しそうに声を絞り出すと、シックスナインの体位を要求してきた。大仁田は脇に逆さの形で横になり、片肢を持ち上げるようにして、ふたたび股間に顔を埋めていった。
「立派なのね……大仁田さんのって、凄く逞しくって……」
 通子は茂みを従えて付き立っている大仁田の猛りを両手で掴むと、いとおしむように頬摺りをし、目を細めている。
 そして鰓頸を舐めるようにしてから、ゆっくりと唇の間に挟み込んでいく。まるで鉛玉でも含んでいるように、頬を膨らませた。
 大仁田のペニスは、俗にいわれる二握り半以上はあった。三握りと形容としてもいいくらい容姿が立派だった。先端部分は巨大キノコの傘を想わせて艶光りしており、くびれは深く、幹の部分は幾重にも筋張り、隆々としていた。
 通子は猛りを口に含み、舌先でもて遊びながら、胡桃を挟み込んできた。
〈こんなものでイカされたんじゃ堪んないよなァ――〉
 肉の芽を指頭で刺激しながら、大仁田は肉奥に指をくり出し、粘膜をこすりつけた。真綿が指に絡まり、滲み出てきた体液が内腿をヌメヌメと艶光りさせていく。
「そこっ……そこを刺激されると、本当に出たくなっちゃうのよ……ねえっ……」
 いつもオシッコがしたい、と叫びながらもまだ通子は一度も漏らしたことがない。
 天井のザラついたくぼみを撫でつけていくと、尿道管が膨脹してくる。そこを執拗に攻めたてると、猛りを咥えたまま、通子は常軌を失ってしまう。
 大仁田は下腹部に向かって抽送を加えはじめた。
 息苦しさをこらえながら、収縮を開始した子宮口に向かって指頭をくり出した。
「うぐっ……」
 猛りを握っていた通子の手に力が入ってきた。吸引力も強くなり、鈴口から体液が引き出されていくと、ペニスの付け根が痛痒くなってきた。
「社長、じゃあ、行きますよ……」
 声を掛けると、通子の頭が揺れはじめた。
 やがて大仁田は、高まってきた欲望を下腹部に感じると、全神経をペニスに集中していった。
 睾丸が引き攣り、付け根のあたりに鈍痛が走り抜けた瞬間、煮えたぎった体液は中年女ののどに向かって一気に打ち出されていった。
〈うっ、そんなにしつこく吸い出されたんでは、キンタマまで飛び出してしまうぜ――〉
 のどを鳴らして飲み下している通子に対して、腹立たしい気分になってきた。
 蟻の門渡りと呼ばれている会陰の部分をすっと指頭で掃くと、通子の内腿の筋肉が引き攣り、両肢が硬直していった。
 やがて通子は猛りから口を離すと、ベッドの上に大の字になった。そして余韻をむさぼるように、崩れた乳房を波打たせている。
 大仁田はベッドサイドに立つと、欲望の塊となっている中年女に薄掛け布団を掛け、シャワールームに入った。
 熱い飛沫を浴びていると、下半身が気怠い疲労感に包まれてきた。戦意を失ってしまったペニスは、ダラリとうなだれている。
〈かわいそうにな。でも、明日の面接までには元気になってくれよ――〉
 夕刻電話を掛けてきた一ノ瀬由美と名乗った女の声が耳底に甦ってきた。
『あたし一年程前に結婚したのですが、まだ子供もいないし。それで、また働きたいと思っているんですけど』
 年齢を聞くと二十五歳だという。
 股間を揉み込んでいると、少しずつ海綿体に生気が戻ってきた。
 シャワールームを出ると、通子はまだベッドに横になっていた。
 
 
 
 
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