官能小説販売サイト 山口香 『天使狩り〜エンジェル・ハンター〜』
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山口 香    天使狩り〜エンジェル・ハンター〜

目 次
第一話 堕ちた天使 アイドル歌手・美雪
第二話 幻の女 モデル・雪乃
第三話 牝猫のお礼まいり ホステス・久子
第四話 果肉の淫汁 昼メロ妻・早苗
第五話 エンジェルの復讐 デートガール・真美
第六話 結婚前夜 ひとり娘・京子
第七話 おそなえワイフ 人妻娼婦・千保子
第八話 狂ったためいき 復讐鬼・良子

(C)Kaoru Yamaguchi

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   第一話 堕ちた天使 アイドル歌手・美雪

     1

「いいかいゆき、もう一度以前のようにスター街道を走るためなんだからな。とにかくおれの言う通りにすれば、きっとまたベストテンにも入れるんだ。そうすればおまえだって……」
 マネージャーの秋山の毛深い腕に抱かれながら、美雪は鼻先を胸板に押しつけた。男臭い汗の匂いが、ゆっくりと流れてきた。
 二人の上半身を包み込むように、生ま温かい空気が充満している。
「歌謡番組でいつも上位にランクされていた時をしっかりと思い出すんだ。あの時のおまえは輝いていたぞ。本当の美雪の姿だったんだぞ。それを取り戻すんだ。そのためには実力だけではだめなんだ。そんなことぐらい、おまえだって充分知っているはずだろう……」
「ええ、でもあたし……」
 薄掛け布団の中で、美雪は身体を揺すった。
「何を言っているんだい。美雪だってデビューしてもう何年になると思ってるんだ。五年だぞ。もう五年にもなれば次々と若いフレッシュなタレントが出てくるんだ。ファンなんてものはみんなそんなタレントに走ってしまうのはあたりまえさ。そんなことがわからなくてどうするんだ。もう美雪なんか新鮮味のないただの歌手になってしまっているんだぞ。だから人気をもう一度取り戻すためには、何かスキャンダルめいた刺激をファンの連中に与えてやらなくてはならないんだ。なっ……わかるか?」
 秋山はまるで暗示にでもかけるかのように一語一語しゃべった。
「ええ……わかったわ。言う通りにしますから。秋山さん、おねがい……」
 美雪は片手を伸ばして、秋山の脇腹をゆっくりと撫で下ろした。そして、毛深い茂みの中心にそそり立っている欲望の塊に指を絡めると、腰を突き出した。両肢で秋山の太腿を挟み込み、入江のあたりを押しつける。秋山は頬に薄笑いを浮かべると、片脚で掛け布団を蹴とばした。ブリーフ姿の秋山の下で、美雪のバスタオルを巻きつけた姿が妖しく動いた。
「秋山さんっ……電気小さくしてっ……恥ずかしいわ……」
 美雪が上半身を揺すり、秋山の身体の下に自分の体を入れようとする。
 二人の重なった身体から、湯上がりの熱気がゆっくりと立ち昇っていく。
 狭いラブホテルの一室だった。ダブルベッドが壁にピッタリとくっついている。床の真赤なカーペットが、肉欲をかりたてるように、けばけばしている。
 その時外を通る車の排気音が、部屋の中で反響した。
 秋山は美雪の上半身に重なるようにして身体をずり上げると、枕元のスタンドのスイッチを引いた。
 薄暗い光が、二人の体の上で、揺れながら陰影を作った。
 秋山はゆっくりと顔を下ろし、美雪の唇に自分の唇を近づけた。美雪があごを突き出し上半身を反り上げると唇と唇が重なり合い、湿った鈍い音が漏れた。
「うっ……」
 美雪は下から筋肉質の背中に腕を絡みつけると、くぐもった声を漏らした。秋山の舌に自分の舌を絡ませると、唾液が糸を引いてゆっくりと口中を流れた。
 秋山の唇が離れ、勢いよく下がった。そして首筋を肩口から逆に撫で上げ、くぼみのあたりを激しく吸い上げた。
「あっ……やめて……」
 首筋が引きり、痺れが走り抜けていく。
 胸許に巻かれていたバスタオルが左右に開かれると、肉付きのよい、きめ細かい白い乳房が覗き、大きく波打つように揺れていった。
 下からすくい上げるように揉み込むと、そのたびに美雪は苦し気な声を漏らしていく。
 上半身を妖しく波打たせ、あごを突き出し、まるで軟体動物を思わせるように、くねくねと揺れていく。
 やがて秋山の頭が下がり、乳房の裾野を這いはじめた。
 なま温かい息遣いが、なんとも快く感じられてきた。
「秋山さん……いいっ……」
 全身に激しい電流が走りはじめると、背筋を硬直させ、弓なりに反り上げた。胸許の頭を抱き締め、髪の毛の中に指を突っ込み、荒々しく引っかいていくと、汗の入り交じった整髪料の匂いが鼻孔を直撃してきた。
 秋山の唇に乳首を挟まれ、舌先で勢いよく転がされると、針の先端でチクチクと刺されるような痛みが走った。
 両肢の付け根があふれ出た乳液で湿っぽく感じられ、あわててこすりつけるようにする。
 秋山は一旦唇を乳首から離すと、大きく息を吐き出した。
「いやっ……やめないで……」
 美雪は両腕を大きく伸ばし、秋山の肩口を掴むと、乳房の上に導くように引き寄せた。
「しようがない娘だなあ……」
 秋山は頬に薄笑いを浮かべると、あらためて乳房を口に含んだ。そして上目遣いに美雪を見つめながら、勢いよく吸い上げる。
「ああっ」
 美雪は両肢を突っ張り、全身を反らせた。
 スタンドの豆電球の光が、茂みの上でキラリと光る。
 秋山の目が吊り上がった。
 片手で両大腿を分けるようにして、その中心のあたりに指先を押しつける。
 美雪は大きく息を吐き出すと、両肢を開いた。
 美雪の茂みはたて長のノリを想像させた。その中心に一方の細い亀裂が陰影を作っている。そこは湿っぽいくさむらを思わせるに充分なスロープを描いていた。
 秋山の手がその上を這うように動くと、下腹部がゆっくりと上下する。そして指を誘い込むように両足を引き攣っている。
 間歇的だった美雪の声が、犬の遠吠えを思わせるように糸を引きはじめた。
 秋山の指先が、固くしこって突き出している女のつぼみを捉えた。
「おねがい」
 美雪は胸の上の秋山の頭を激しく揺すった。
 女の蕾は指で摘まれ、転がされ、秋山の指は愛液で粘つき、糸を引いている。
 美雪の全身に稲妻のような閃光が走り抜けた。
「うっ……」
 その瞬間を狙って、指先は肉襞を巻き込み、鈍い摩擦音を発して、内奥に向って深々と突き刺されていった。
 美雪は目を引き吊らせ、口を半開きにして、唇の端から唾液を流した。シーツの隅を握り締め、腕を硬直させると、ブルブルと震わせた。
 秋山は頬に薄笑いを浮かべるとゆっくりと抽送運動をくり返した。
 美雪もそれに合わせるように、はっ、はっという息の漏れる声を発しながら、下腹部を波打たせ、少しずつ反り上がっていく。
 入江からあふれ出た愛液が指先を伝わって、背部の奥に流れていく。
「破れる!」
 子宮口に指先が突き刺されると、内奥が燃え狂ったように熱くなっていく。
「ちょうだい……早くっ……」
 美雪の苦し気な表情と対照的に、秋山は頬に笑いを浮かべ続け、ブリーフの合わせ目からジュニアを引き出した。鎌首が脂ぎって艶光りしており、鈴口からは樹液が漏れている。
 美雪の両肢を大きく左右に開くと、その間に自分の下腹部を固定した。
 美雪が、はっ、と全身を硬直させ、下から秋山の腰に両肢を絡め抱き込んだ。
 ジュニアがピクリと身震いした。美雪の下腹部が持ち上がった。
 両襞を巻き込んで、ジュニアは深々と亀裂を割って挿入されていった。
 
 
 
 
〜〜『天使狩り〜エンジェル・ハンター〜』(山口香)〜〜
 
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