松本 孝 絶頂肌めぐり
目 次
第一話 甘い夜の名器
第二話 淫蕩な女猫
第三話 快感ワンルーム
第四話 欲しがる肌
第五話 媚薬はダイヤルQ2
第六話 好色スチュワーデス
第七話 濡れやすい若妻
第八話 女教師の陶酔
第九話 部長の愛人
(C)Takashi Matsumoto
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第一話 甘い夜の名器
1
「……もう一本、飲みましょうよ」
梨奈が、風間をうながした。
〈いい女だ。可愛いし、体は若くて、ムッチリしてるし。早く、素っ裸に剥いて、ぶちこませてもらおうじゃんか……〉
風間は、梨奈を見返して、思った。
梨奈の瞳は、黒く濡れていた。
瞳に一滴、オリーブ油でも垂らしたように、潤んでいる。会ったときから、独特の色っぽいまなざしを、梨奈はしていた。
肢体も、しなやかそうだ。交接するときだって、どんな体位にも応じられる感じだ。
「うん。飲もう、飲もう」
風間は、賛成した。小テーブルから、缶ビールをとった。〈北海道〉の五〇〇ミリリットル入りだ。
ふたりは、缶をぶつけ合った。乾杯した。冷えたビールが、うまかった。
風間のアパートの部屋である。
1DKだ。せまい。が、こうしてギャルを迎えたときなどは、かえってそのせまさが、都合よかった。
最初から、風間のセミダブルのベッドに、腰かけた。肩を並べて飲みはじめても、それが不自然ではない雰囲気だった。
梨奈は、勢いよく飲んだ。
のどが、コクコクと動いた。
風間の、好色な気分になっている目に、それは、まるで梨奈が自分の男茎をくわえて、口内発射の濃い精液を呑みくだしているかのように見えた。
レンガ色の、秋にふさわしいセーターを、梨奈は着ていた。
その胸が、ゆるく波打った。乳房のまるみが、悩ましく息づいた。
風間は、欲望をそそられた。
「わたしって、ウイスキーとかより、ビールに弱いのよ。酔いが、早いの。それでいて、ビールが大好きなのよね……」
梨奈は、クスンと笑った。風間の顔を、上目遣いに、覗きこむようにした。
「その上、わたし、酔うとスケベになって、乱れちゃう癖があんの。乱れても、いい?」
梨奈は、いった。上体を、風間の肩口に、もたせかけてきた。
「乱れちゃう? いいねえ。ワンワン乱れてよ……」
風間は、答えた。その彼の鼻孔に、女体の発する甘やかな匂いが、漂ってきた。同時に彼は、みっしりと充実して肉づいた若い女体の体感を、感覚していた。
股間で、男茎が熱くなった。若い牡だ。当然の生理現象だった。
「クフ、照れた顔しないで、いいのよ。わたし、その気であなたにくっついてきたんだもんに。おまんこ、したくて……」
きわめてあっさりと、梨奈は、そういった。
「それとも、わたしの体に魅力ない?」
「と、とんでもない、ルックスだって、ボディーラインだって、すっごくチャーミングだよ。……きみとファックできればうれしいなって、さっきからウズウズしてたんだ」
風間は、いった。やや、いがらっぽい声になった。興奮のためである。
じっさい、風間の男根は、ぐんぐん海綿体に血流がみち、勃起しはじめていた。
梨奈の肌は、小麦色……というか、いくらか濃いめのビスケット色だった。健康な感じとともに、ワイルドな色気が感じられた。
前髪を垂らした髪は、黒くて豊かだった。その髪が、肩のところで、きれいに切りそろえられている。
わりに細い腕。手首に、金のブレスレットが二本、ひかっていた。
風間は、梨奈の肩にあてた手を、背にまわした。背中を撫でた。それから、ひき寄せ、抱きしめた。
唇が合わさった。風間は夢中で、梨奈の口に、舌先を挿しこんだ。と、梨奈もぬめぬめした舌を、もつれ合わせてきた。たがいの唾液にまみれた、深ぶかとしたキスになった。
「アむ。むう。……あ、あン」
梨奈は、低く呻いた。発情を感じさせる、生な感じの呻き声だった。
ふたりは、向き合った。風間は、梨奈の首筋や耳の穴にも、舌先をそよがせた。手は、梨奈の豊かな臀部のまるみを撫でまわした。
梨奈は、「うっ」と唸った。尻の肉が、わななくのがわかった。梨奈は、ヒップと太腿を、カラ腰を使うように揺すった。
「ああ、本気で、したくなってきちゃったわン。アハン、どうせなら、たっぷりおまんこしたいよう。……アン、もう濡れてるゥ」
梨奈は、甘く呼吸を荒げた。身悶えした。彼女の片手が、風間のスラックスの前にのびてきた。五本の指で、ペニスの隆起をさすった。
風間を、男茎の強烈な硬直感覚が捉えた。
「したい。ああ、したいわ……」
「ぼくもだよ。ほら、おっ立ってるだろ?」
「わあ、ホントだわ。キャハ、硬ーい」
梨奈は、感嘆したような声をあげた。彼女の手が、風間のベルトにかかった。バックルをゆるめた。手は、ジッパーの金具をつまんできた。せわしなく、ひきおろした。
「ね、トランクスごと、脱いでよ。わたし、オーラルしてあげる。男のひとのこれ、フェラチオするの、とても好きなんだわァ」
熱に浮かされたように、梨奈はいった。
風間は、腰をあげた。スラックスが、紺のブリーフとともに、床にずり落ちた。
「男性のことしゃぶってると、いっそうたまんなくしたくなるの。アタマが、かすんで……。ハニーな感じになっちゃうのよ」
そういういい方を、梨奈はした。
「ね。気どること、ないもんね? ああ、けっこう酔ってきたわァ。……楽しく、アレしようね?」
いうと、梨奈は男茎を握ってきた。
風間は、無言でうなずいた。なにかいおうにも、欲情にのどがつまっていた。
風間の下半身は、露わにされていた。
陰毛の飾り毛から、陽根は、そそり立っていた。亀頭は、目いっぱい赤黒く膨れていた、灼熱の感覚が、風間を襲ってきた。
男茎全体が、身ぶるいしていた。
梨奈は、風間の股間に上体をかがみこませた。
アイドルっぽいといっていいほどの、可愛い顔を、男茎に近づけた。片手の親指の腹で、亀頭のくびれのみぞを撫でた。親指は、鈴口にひかった先走りの液を、すくった。
形のいい唇が、開いた。赤い舌が、チラと覗いた。唇は、王冠部を覆った。
「あン、このカリの出っぱりがいいわ。舐めちゃう。キモチ、いいでしょ?」
亀頭をまる呑みした口のはしで、梨奈は淫語を口にした。美しいギャルの唇が、やわらかで濡れた肉の環になって含んだ上に、舌先が自分のペニスをべろべろ舐めている。出没させている。
その姿は、なんともエロチックだった。
強い快感が、風間を包んできた。
「フェラチオ、大好きなのよう」
といっただけあって、梨奈の舌使いはバツグンだった。
吸茎の仕方が、念入りなのだ。
粘っこい舌を、幹の部分の裏筋に、まつわりつかせてくる。吸い、ねっとりと舐めしゃぶる。と思うと、深く呑みこみ、根元ごとひき抜くように、強くしごいたりである。
「ンぐ、ンぐ……んぐ、ぐ」
と立てる音も、風間の性感を、いたくあおり立てた。
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