官能小説販売サイト 山口香 『告白・若奥さまの不倫』
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山口 香    告白・若奥さまの不倫

目 次
まえがき
第1章 「イキ過ぎ」が悩みの過激妻
第2章 熟女たちの美少年狩り
第3章 禁断ゆえに耽美な快楽
第4章 人妻の変身願望、変態セックス
第5章 インポも立たせる若妻テク

(C)Kaoru Yamaguchi

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   まえがき

 女たちが社会進出し、家を出て積極的に働くようになった昨今、性生活の方も彼女たちが主導権を取るのがあたりまえになった!
 仕事に出れば男たちとの触れ合いが広がり、その上に女同士の付き合いの中にも男たちが出入りする。
 そんな彼女たちが結婚したからといって、ひとりのダンナさまに尽すなんて、イヤ、満足するなんて考えることがもうおかしい。
 女は男のオモチャではない。逆に女だって男をオモチャにして、手玉に取ってみたい!
 女たちがこう主張したとしてもしようがない時代だ。
 仕事疲れで、熟れざかりの妻の肉体に手を伸ばそうとしない夫たち。釣った魚にエサはやらない、と強がるのならいいが、その元気すらもないのが実情なのだ。
 だからモンモンとした肉体を持てあました若妻は、外に男を求め、夜な夜なさ迷い歩くのだ。
 本編はそんな人妻たちを取材し、インタビューに応じてもらい、赤裸々に不倫の体験を語ってもらったものである。
 若妻淫乱症マン延中!! である。
 なお、本著のインタビューに応じてくれた女性たちの名前は、そのプライバシー保護のため、すべて仮名とさせてもらった。

山口 香


   第1章 「イキ過ぎ」が悩みの過激妻

 イキ上手な女、子宮でモノを考える女、光り輝く柔肌を持つ女、魔性のフェロモンを発する女――これらの条件をすべて備えているのがスキャンダルの女王、松田聖子だ。
 業界通は彼女のことを「女寝技師」と呼んでいる。彼女はまさに男にとっては「あげまん女」なのである。
 そんな彼女が、いま、人妻の間では、理想の妻像なのである。夫の蔭に隠れるようにしてきた人妻のイメージを変え、ひとりの人間として生きていこうとする彼女に、若い人妻は思い入れ、見倣おうとしているのである。
 イキ上手な女とは……?

★1回の射精に2時間もかけて……
 わたし、何度イッたか分からない 大下明子さん(28歳)

 旅行代理店から出てきた明子さんと喫茶店の隅の席で向かい合う。
 レモンティを飲みながらインタビューの趣旨を伝えると、
「今回はどこに行くかはまだ未定。お仲間と相談してから。でも、前回はタイに行ったの。ええ、よかったわ。目的? ふふっ……あなたの言うように『男』だったかしら」
 と、ちょっぴり恥ずかしそうに語りはじめた。
 明子さんは歯科医のご主人の事務を手伝っている。
 面長の、セミロングの髪はふさふさし、黒光りしている。スラリとした美人妻である。
 海外旅行は女子大時代から最低年1回は行っているという。
 前回のタイ旅行は女子大時代の仲間2人とだった。
「主人を裏切る、という気持ちは少しはあるわ。でも息抜きよ。いつも一緒にいるでしょう。だからたまにはひとりになりたいの……それに外国だと後を引かないからいいの。それだけ思いきってあそべるし……ね」
 プーケット島でのリゾート旅行、6日間。最初の日と2日目はバンコク。そして3日、4日、5日とプーケット島での自由行動。そして6日目にはバンコク経由で日本へ帰ってくる。
 明子さんの友人はすでに何回かプーケット島を訪れて、それなりに楽しんでいた。その友人に勧められての「男買い」旅行だった。
 プーケット島は、タイの真珠、と呼ばれているほどの美しい島である。
「噂通りにいたの……ビーチボーイと呼ばれている青年が……」
 ハイレグの水着、ビーチパラソルの下でのんびりしていると、カタコトの日本語と英語の入り交じった言葉で、3人の青年が話しかけてきた。3人の女性には3人の男。彼らは必ずといっていいほど、そのようにする。相手の女性に警戒心を与えないということらしい。
「言葉はチンプンカンプンだけど、なんとなく分かるの。フィーリングが合うというのか」
 話したりビーチボールであそんだりしているうちに自然にペアができた。
 明子さんたち3人は個室を取っている。そこへ相手の青年をそれぞれ連れこんで、ということになった。
「最初の日は、たしかウナラなんとかという青年で、2日目はお互いに相手を変えて、わたしの相手はムーラとか言ったわ」
 ウナラなる青年は二十歳前後。褐色の肌、厚い胸。男の匂いがプンプンした。
 ご主人のブヨーッとした体つきとは対照的。明子さんには野生のヒョウのように見えたという。
「熱い国のせいか、情熱的で、セックスにもオープンなのね。親しくなったらストレートに自分の気持ちを相手に伝え、相手がOKだとその場でって感じ。部屋に入ったとたん、飛びついてきて……もちろんこっちだってその気だから」
 立ったままで、キス。着ているものを脱がされて、胸と性器をいじられた後、ホテルの窓から夜景を眺めながらバックで……と、さすがの明子さんも恥ずかしそうにうつ向いて言った。そして、ささやくように話した。
「気持ちがほぐれたの。恋人みたいな気分で浴室で体を洗い合ってふざけているうちに、また変な気持ちになって、今度はわたしが上で……」
 わたしが上で、というのが聞き取りにくかった。明子さんの白い顔がポーッと紅らみ、上目づかいに見つめてきた。
 食事して、プーケットの繁華街を2人で歩き、ショッピングしてホテルに戻って、今度は本格的な愛戯プレイ。
「タフなの。日本の男と比べものにならないくらい。回数ももちろんだけど、長いの。1回の射精までに延々、たっぷり2時間。もう何度イッたか分からないわ」
 少しずつ恥ずかしさも薄れてきたのか、そう言った明子さんは顔を上げた。そして彼のことを思い出したのか、上空に視線を投げ、あそばせた。
 全身、舐めたり、触ったり。まさに唾液まみれになるという。しかし、それがなんとも言えない快感だった、と明子さんは言う。
「大きいの。巨大なゴボウ巻きみたいなの。だからわたしもおしゃぶりしちゃった。何度目か分からないけど……」
 彼と何回ぐらいしたの?――と訊ねると、ちょっと考えて、
「5、6回かな……朝までだったからもっとかもしれないわね。体の関節がガタガタになっちゃったわ」
 いやはや、2日間に十数回のファック。人妻のドン欲さということだろうか。ちょっぴり恐ろしい気もするが……。
 
 
 
 
〜〜『告白・若奥さまの不倫』(山口香)〜〜
 
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