官能小説販売サイト 甘粕蜜彦 『母と息子 寝室の蜜戯』
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甘粕蜜彦    母と息子 寝室の蜜戯

目 次
母と息子 寝室の蜜戯
肉欲の残照
美娘〜禁じられた誘惑〜

(C)Mitsuhiko Amakasu

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   母と息子 寝室の蜜戯

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 カチ、カチカチ……。クーラーのきいた部屋に、マウスをクリックする音が響いている。時計の針は午後十時を回っていた。
 開かれたまま、机の隅に放置されている数学の問題集。鉛筆の書き込みなどまったく見あたらず、まっさらな状態だ。
 机の中央に置かれたノートパソコンの画面には、熟女の淫らな画像が並んでいる。すべてネットサーフィンをして掻き集めたものだ。
 豊満な乳房を両手でせり上げながらポーズをとっている熟女もいれば、艶めかしい尻肉の谷間にTバックショーツをぐっさり食い込ませている熟女もいる。
「ふぅ……」
 沢田和彦は溜息をつくと、ずっと握りっぱなしだったマウスから右手を離し、椅子の背もたれに寄りかかった。
 両手を後頭部に回す。
『どうしたんだ? 沢田。おまえ、最近成績落ちてるぞ。これからが受験の正念場だっていうのに、気を抜いちゃだめだろう』
 夏休み前の進路相談で言われた、担任教師の言葉が思い出されてくる。
 和彦は現在、都内にある私立高校の三年生。担任の言うとおり、今が受験勉強のヤマだというのにまるで勉強が手につかない。少し前まではクラスで一、二番を争っていた自分なのに……。
 八月に入り、夏休みも残りあとひと月を切ってしまった。高い受講料を払って学習塾の夏期講習に申し込んであるが、どうしても行く気が起こらず一日も通っていなかった。
 朝方まで意味なくネットサーフィンをし、ようやく昼頃に起きてうだうだする。暑いからといって家でじっとしていると、すぐまた夜になってしまう。
 幸い母は仕事を持っているので、日中に和彦が何をしているのか把握できないのだ。
 予定では今までの遅れを取り戻すべく、猛勉強しているはずだった。これではいけないと机にしがみつくが、集中力が段々薄れてきて頭に浮かぶのはエッチな妄想ばかり。
(ちっくしょう……)
 背もたれに寄りかかったまま、股間に右手を滑らせた。
 少し前までエロ画像を見ていたこともあって、ペニスは半勃ちになっている。ズボンの上からギュッと握ってみた。甘痒いわずかな快感が込み上げてきた。
 このままオナニーするのは簡単だ。しかし、ネットのエロ画像でヌクのにはもう飽き飽きしている。
(やっぱり僕には、ママしかいない……)
 和彦の脳裏に母・由梨の顔が浮かんできた。現在三十九歳。医師の父と離婚して三年になる。
 それは和彦の教育問題を巡る対立が決定的な原因だった。あくまでも息子を医者にしたい母と、好きな道に進んだらいいという父の意見が対立したのである。
 離婚後、和彦は由梨と二人暮らしをするようになった。和彦が由梨を女性として意識するようになったのは、それからのことである。
 一緒に住むようになってから間もないある日。茶の間で折り畳んだ座布団を枕にしながら昼寝する母のしどけない姿を、和彦は目撃した。かがみ込んで覗いてみると、開き気味の両脚の奥に白いショーツが見えた。
 本当はショーツを脱がせ、まだ見ぬ生の女性器をじっくり凝視したかった。だが、いつ母が起きるかわからなかったので、ギリギリのところまで顔を近づけ、オナニーに耽ったのだ。
 それからというもの、和彦にとって由梨は歩くズリネタだった。
 なにげない表情やしぐさ、そして美しい肢体にドキッとさせられたことが何度もある。特に体にぴったりした服を着たときなどは、大きく盛り上がっている胸にどうしても視線が集中してしまう。夏になると母が薄着になり、その度合いは増すばかりだった。
 由梨が自分と血のつながった母親であるという現実を憎んだことは数え切れない。いや、呪ったことさえあるのだ。
 
 
 
 
〜〜『母と息子 寝室の蜜戯』(甘粕蜜彦)〜〜
 
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