吹上流一郎 『乱棒はやめてッ〜美少女シリーズ〜』
吹上流一郎 乱棒はやめてッ〜美少女シリーズ〜
目 次
股割り淫ターネット
お股のお役目
乱棒はやめてッ
穴しらべ
売りはダメよ!
母娘
おやこ
で
犯
や
って!
美形の歓び
美唇に白汁
夏の終わりの穴埋め
一人でするのが好き
いただきスマッシュ
(C)Ryuichiro Fukiage
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股割り淫ターネット
1
お店に入るなり、
「カリスマ美少女コンテスト。準グランプリおめでとう!」
クラス委員の近藤達夫が声を張り上げる。パチパチと拍手。人数は四、五人しかいないが、みんな心からの拍手を送ってくれているみたいだ。
「あ、ありがとう」
船井美香も嬉しかった。はにかみながら一礼する。コンテストに出場している時は、最初は恥ずかしかった。でも次第に慣れてきて平気でいられた。しかし同級生たちが集まっているいまは照れくさい。
近藤が、自分の写真を漫画雑誌主催のコンテストに送ってくれたのだ。最初は拒絶していたが、いまは出場してよかったと思う。審査員の中には有名な芸能プロのスカウトもいたからだ。
美香の夢はタレントになることだ。歌の方はそんなに自信はない。でも容貌なら密かに自信を持っていた。だから、今日も本当はグランプリが欲しかった。
でも準グラ。最終選考に残れば上出来とも思ったので、いまはそれでも満足だ。
「まあ、グランプリは逃したけど、応募者一万人以上の中で準だものな。俺たちのクラスにそんな美少女がいるというだけで気分最高だよ。なあ」
仲間たちに同意を求めると、
「その通り。可愛かったよ、美香ちゃーん」
と声が飛ぶ。
「そこで、今夜は美香に特別なプレゼントを用意したから受け取ってくれよ。さあ、ここに座って」
椅子を美香の横に引きずってくる。それに座れと目で合図する。美香は言われた通りに腰を下ろした。
その店は近藤の父が最近まで経営していた喫茶店だ。しかしお客の入りが悪く、一月ほど前から休業している。いまは売りに出しているのだそうだ。それを借りてのお祝いパーティーというわけだ。
正面に白いカーテンが引かれている。その向こうにプレゼントが隠されているらしい。
「さあ、どうぞ」
近藤が片手を上げると、左右にいる仲間がカーテンを引いた。現れたのはベッド。そしてその上にクラスメートの山下義雄と、横田ミドリが裸で抱き合い、横たわっていた。
「ど、どうしたのこれ」
驚いて目を丸くする美香を楽しそうに見ながら、
「こいつら、今夜ここで、美香の前で初夜を迎えたいんだって」
「エーっ。そんなっ」
美香はたじろいだ。自分の準優勝を喜んでくれるのは嬉しいが、そこまでしてくれなくてよい。
「美香。遠慮だったらすることないよ。こいつら、みんなの前でなにか目立つパフォーマンスをしようと日頃から狙っていたんだからさ。おまえのカリスマ美少女コンテスト準優勝は、自分たちのパフォーマンスを見せるいいチャンスというわけだからさ。な、そうだよな、山下?」
「ピンポーン」
山下がニコッとする。ミドリもそれに合わせて笑っている。二人とも教室では剽軽にみんなを笑わせる役目をしている。そして仲がよい。二人で将来コンビを組んでお笑いをやりたいとも言っていた。
それがこんなことで笑いを取るつもりなんだろうか。とても笑いなんか取れそうもないパフォーマンスだ。
でも二人は平気みたいだ。
「さあ、音楽スタート」
声に合わせて宇多田ひかるの歌が流れはじめた。二人はほんとにエッチをする気らしく、山下がミドリの太股の間に片手を入れた。ミドリのむっちりした太股が左右に広がる。
「おお、やるじゃんかよお」
見物席から声が上がる。
「こいつら本気なんだ」
「決まってるじゃないか。黙って見てろよ」
近藤がたしなめる。その時、携帯電話の呼び出し音がする。美香はあわてた。自分のバッグの中だった。
「おい、おい。こんな時に。ブザー、切っておけよ。それかバイブにしておくんだよ」
「ご、ごめん」
美香は電話を耳に押し当てた。
「カリスマ美少女コンテスト、準優勝おめでとう」
聞き覚えのない声が聞こえてきた。
ありがとう……。反射的に答えようとして美香は思いとどまった。男の声の調子が妙だったからだ。大人の声だ。
誰だろう。疑問をよそに男はしゃべり続けていた。
「美香だったら絶対優勝すると思ったんだ。他の子も結構美形だったけど美香の方がずっと勝っていた。あれは審査がおかしい。抗議しようかと思ったんだが、でも美香のことを考えてやめたんだ。もし美香に不満があるんだったら言ってくれ。俺が雑誌社に抗議してやるから」
男は訳の分からないことを言っている。美香はゾッとした。でもみんなに言うようなことではない。美香はスイッチを切り、なんでもなかったように装った。
その間も山下たちのパフォーマンスは続いていた。ミドリが大きく股を広げさせられ、割れ目が丸出しになっていた。黒い縁取りは楚々として可愛い。
でも美香には、それに興味を持つ余裕はなかった。いまの電話が気になった。確かに大人の声だった。大人と言っても二十代か三十代と言ったところだ。
どうして携帯の番号を知っているのだろうか……。美香は気味が悪かった。カリスマ美少女コンテストの会場にもいたのだ。あそこで携帯の番号を誰かに教えたかしら……。
〜〜『乱棒はやめてッ〜美少女シリーズ〜』(吹上流一郎)〜〜
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