官能小説販売サイト 由紀かほる 『[スチュワーデス・マニア]夜姦飛行』
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由紀かほる   [スチュワーデス・マニア]夜姦飛行

目 次
スッチー・コレクター
 第一章 マッサージ・ルーム
 第二章 女社長
 第三章 野 望
 第四章 トップ・スチュワーデス
 第五章 元女子アナの裸身
 第六章 フランス美人
 第七章 社長夫人
 エピローグ
夜姦飛行
生ものにはスッチーを
リストラ・スッチー
パンツを脱いだスッチー
援助飛行

(C)Kaoru Yuki

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 スッチー・コレクター


 第一章 マッサージ・ルーム

     1

 ピンストライプの紺のスカートから、黒のストッキングに包まれた脚が伸びて、前に突き出されている。
 ソファの前にひざまずいたあかどうみちぞうは、右足を両手で捧げ持ち、シワの寄った黒いパンプスを脱がした。
 国際線のフライトを終えた直後の、スチュワーデスの足だった。二重になったストッキングの爪先の布地から、ほのかな体臭と革の匂いを含んだ甘い、疲労感の熱気が滲み出ていた。
 成田空港内にある〃NAL〃の、社員専用のマッサージ・ルームである。
 一日に数十人ものスチュワーデスが訪れ、それに五人のスタッフが対応していた。赤銅道三はその主任だった。
 制服のスカートは自然とズレ上がって、若々しく発達した太腿が、半ば近くまであらわになっていた。正面の床に正座した道三の眼には、当然太腿の内側が、ほぼ付根近くまで見えた。
 それでも誇り高いスッチーが拒絶しないのは、道三の丸いサングラスのせいだった。盲目ではない。が、サモアを着たその風体は、相手を安心させる雰囲気があった。
「ああっ」
 道三の指が、足の裏のツボに触れるなり、進藤亜衣里はソファの上で上体を反らせた。
 二十四歳、入社二年目の脚は、まだ弾けるように瑞々しい。それでもフライト後はふくらはぎがパンパンに張って、全体がむくんでいる。
 その汗でムレた足の裏から足指を、道三は入念に揉みほぐしながら、さらにツボに指先を喰い込ませた。
「ウンンッ」
 あごを反らすと、亜衣里は次第に腰を前にズラしてくる。紺のタイトなスカートは一段とシワを深く刻んでたくし上がっていった。その奥から、寄り合う太腿に挟まれるようにして、フライト用のパンティがムッチリと豊かな頂きをのぞかせてきた。
 紺の制服に合わせて、スチュワーデスのほとんどが下着は黒を穿いていた。亜衣里も例外ではなかった。
 道三は左足に持ち代えて、パンプスを脱がした。右足は床に下ろされたが、亜衣里は足を閉じようとはしなかった。力が抜けて、付根から太腿がジーンとしびれていたのだ。
 下腹までズレ上がった紺の制服の下から、黒いフライト用パンティがムンッとした丸みを描いてせり出していた。
 普段、どんなに望んでも、決して拝むことのできない、スッチーの生パンティだった。
 道三の指だけは、せわしなく入念に動きながら、眼はサングラス越しにそのハイレグにカットされた花柄のしゅうの入ったふくらみを凝視していた。
 ストッキングに覆われた黒いティア・ドロップ型の布は、爪先にも増して豊かな汗と体液を吸いとり、その中心をキリッとクレヴァスの形に喰い込ませていた。
「では、ベッドに横になってください」
 道三の凛とした、それでいてテノールの甘い声に、亜衣里はハッと眼を開いた。空港内にあるマッサージ・ルームの、そこは個室である。
 亜衣里は制服姿のまま、ソファに浅く腰かけ、めくれたスカートから黒い生のパンティのフロント部分を惜しげもなくさらしていた。
 道三に促され、紺のスカートを押し下げて立ち上がった。
「あん――」
 膝に力が入らず、亜衣里の身体がよろけた。道三の太い腕が素早く支えてきた。その拍子に手がヒップラインを撫で、脇の下から胸もとをさすり上げていた。
 あっと思ったときには、道三の指が腰の一点に喰い込んでいた。亜衣里は呼吸をとめてすくみ上がった。
 どうにか下肢に力は戻ったものの、一本の太い杭を打ち込まれたように、身体の自由を奪われていた。
 このマッサージ・ルームを訪れたのは十日前のことだった。脚の張りと腰痛をとってもらうためだった。
 主任の道三の評判は、同僚のスチュワーデスから聴いていた。噂は本当だった。疲れがウソのように消えた。
 マッサージには特別料金で、〃スペシャル・コース〃というのがあった。それは受けずに帰宅した。
 身体の異変に気づいたのは、翌日眼を覚ましたときだった。腰痛は消えたが、腰の中心が甘い感覚に痺れていた。気持ちのいい感覚が、四六時中湧き出してくる感じだった。気がつくと、寝る前に穿いたパンティが羞ずかしいくらい濡れきっていた。
 数日経っても、それが収まらなかった。彼氏と寝ると、当然、歓びはこれまでになく深かった。どうやらマッサージの効果らしい。
 が、深い歓びを知れば知るほど、どこか物足らなさを覚えた。本当に満たされていないのだと思った。
 パリからのフライトを終えて、だから亜衣里は道三のもとへ直行した。迷うことなく〃スペシャル・コース〃を選択した。
 足の指を揉まれた瞬間から、それが正しかったことを確信した。
「制服を脱ぎましょう」
 道三はよくとおる声を亜衣里の耳の中に入れ、ジャケットのダブルのボタンを外しはじめる。その手を亜衣里はつかんだ。形の上では抵抗したことにしておきたい。が、実のところ、息を、アップにした髪の生え際から耳もとにかけられただけで、眼がかすんでいた。
 
 
 
 
〜〜『[スチュワーデス・マニア]夜姦飛行』(由紀かほる)〜〜
 
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