川本耕次 偽スクール水着の夏休み
目 次
臨海学校はミルク色
お人形さんになってあげる
聖子ちゃんのメリー・クリトリス
サンルームの処女太り
横浜美少女ナイト
おメカケさん美少女
妖精の制服
山小屋の美少女
偽スクール水着の夏休み
転 校 生
魔都物語・ヨコハマ篇
(C)Kouji Kawamoto
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臨海学校はミルク色
「どう、ボクがヘンになっていないか、見てあげよう」
キョトンとした顔をして、まだふくらみきらない薄い胸の美少女がボクを見あげる。
「電気クラゲってコワイんだよ。刺されたところをそのままにしとくと、そこから腐ってきちゃうんだよ」
ボクの、ちょっとばかし、いいかげんなオドシが効いたのか、魔美チャンはほんのわずかに後ずさりして、気恥ずかしげにボクを見ながら、オズオズとスクール水着の肩紐を落としはじめた。
陽にやけた素肌と、スクール水着に隠されていた生白い肌。その鮮やかなコントラストが夏の少女の季節を物語っている。
空気がピリピリするほどに熱くって、それというのも雨の少ない夏で、街では給水制限が渇きをいやがうえにも増している。
けれど、ここは心地よく秘密めいた暗い場所。
カツオノエボシの異常発生のせいでつぶれた海の家の、狭苦しいシャワー室だ。
一歩外に出ればそこはギラギラと狂おしい真夏の太陽の照りつける海水浴場。ホントだったらこの海岸も、いまごろは家族づれやらアベック客やらでにぎわっていたはずなのに、今年はいわゆる電気クラゲ。カツオノエボシってヤツが刺しまくってヒトを寄せつけない。
ボクと少女たちの臨海学校だけだ。
ひんやりと湿った空気のなかで立ちすくむ少女の水着を膝までおろしてしまって、胴体はまだ冬のままの色。
コンクリートに囲まれた中で、白く輝いている。
「腫れちゃったねえ」
その肩口からわずかに色づいた乳首の痕跡の近くまで、電気クラゲに刺された跡がついていた。
鮮やかな紅が不規則に浮かんで、白い肌が無残なありさま。
「おくすり、つけなくってもいいのかなあ」
「電気クラゲはね。普通のおくすりじゃ効かないんだよ」
紅い痕跡を指でなぞりながら、ボクは言うのだ。
「困る………」
ホントに困ったような顔を見せている魔美チャン。
「じゃあ、どうすればいいの?」
足首からはずしてしまったスクール水着はグズグズに生暖かく濡れた紺のカタマリ。それを床に置いて、見あげる。
「あれっ、ココもだよ」
太腿のつけねのところにも、わずかだけれど痕跡がついている。
「ウン………。なんだかチクチクする」
プクッと可愛らしくふくらんだ恥丘。まだ無粋なものは生えてない。
柔らかいカーブが曲線をえがいて、中心にはそれを左右に二分している深い亀裂。
「電気クラゲに刺されたのを治すのにはね」
無垢な表情の美少女を見あげて、ボクは言う。
「こうやって………そっと舐めるんだ。これしか治す方法はないんだよ」
少女の肌は微かに夏の、潮の味がしていた。
「お兄ちゃん、くすぐったいよ………」
太腿がボクの舌の動きでヒクヒクとくすぐったがっている。
紅色の部分はわずかに腫れあがって、盛りあがって、熱を持っているようだった。
ちいさい女の子って、体温が高いんだ。だから、舌を這わせても熱っぽいし、くたくたになった水着の残骸も生暖かい。
「あん………そんなところまで?」
「よおく、全部、舐めておかないと毒がカラダに回っちゃうからね」
埋もれた乳首。
柔らかくって、小さくって。
ボクは彼女の全身をくまなく舐める。
薄いとはいっても、やっぱり女の子なんだ。いくらかふくらんだ乳房は敏感なのだった。
「クッ………お兄ちゃん、くすぐったいったらあ」
腰がひけて、じれったがって逃げようとする魔美チャンを捕まえて、続けて舌をうごめかす。
ポーッと、刺されたところだけじゃなくって、全身がピンクに染まってきた。そればかりじゃなく吐息も荒っぽく、瞳もまた、潤んでいる。
「くすぐったいだけ?」
「えっ?」
「あのね、治ってくると、くすぐったいのがだんだんに気持ちいいのに変わってくるんだよ」
そう言いながら、ツンツンとピンクの乳首を舌でつついてみる。
太腿のつけねを舐めるフリして、わざと失敗して亀裂まで。レロッと動かす。
「あっ………」
「う、うん。………ちょっと、気持ちいいみたいな」
「それじゃ、こっちは?」
立っている魔美チャンをそのままに、ボクが身を沈めると眼の前にぷっくらした白い恥丘。
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