官能小説販売サイト 北本世之介(監修) 『愛姦蜜戯〜投稿ドキュメント〜』
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北本世之介(監修) 愛姦蜜戯〜投稿ドキュメント〜

目 次
まえがき
悦楽けだもの仕込み
禁じられた異常アクメ
母子蜜戯
痺悦する倒錯肉戯
久しぶりなもの
義理の息子との肉宴
寝袋の中の秘園
愛娘の花びら
異常アクメ交歓
かんにんッ! 兄さん
赤い秘口の淫夢
肉愛の防波堤
逃げた母の代わりに愛して!
誘いこむ快美な女陰
前は弟、後ろは父に…
悶絶! 淫乱妻
私をオモチャにして!
バイブな父と娘
愛した男は…息子だった
母さんには内緒ヨ
昼は夫、夜は息子と
エリザベスの舌

(C)Yonosuke Kitamoto

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   まえがき

 母と息子、弟と姉、兄と妹、伯母や叔母、めいおい……との禁じられた関係。タブーゆえに燃え上がる秘密の乱倫愛。肉親だから愛したのか、愛した相手がたまたま血縁者にすぎなかったのか……。
 隣室で眠る夫の寝息を聞きながら息子とただれる相互秘部接吻、双子の従姉妹と酔いしれる淫猥三人プレイ、夜ごと溺れる妹との同性蜜戯、母の外出中に獣ポーズで父の巨根を迎えてわななき濡れる白昼交悦、甥とのSMプレイにえつする美人叔母の秘態……陽の当たらぬ裏道に咲き乱れる百花繚乱の禁愛の園――すべては現実だった。


   悦楽けだもの仕込み
(飯塚きよこ・経理事務・四十五歳)

     1

 四十代も後半にさしかかった自分のどこに、男に対するこれほどの情熱が残っていたのかと、我ながら不思議な気持ちがいたしました。
 男の、ぎこちないけれども情のこもった愛撫のひとつひとつに、わたくしの性感は揺さぶられ、切なさにふるえてしまうのです。
 そんな自分が恐ろしいような、またかけがえもなく新鮮なふうにも思われました。なにがどうであれ、わたくしは、最初の義務感といった感情が遠のき、代わってやるせない愉悦に身を包んでいる自分を、男の腕の中に発見せざるをえなかったのです……。
 主人に交通事故で先立たれたのがちょうど九年前。
 九年前といったらわたくしも、自分でいうのもあれですが女盛りでした。
 じっさい、近寄ってくる男は一人といわず何人もおりました。
 不意に襲ってきた人生の残酷な現実に、当時わたくしは、しばらくは男どころではありませんでした。
 混乱と悲しみ、そして生の不条理といったものに対してなんら打つ手もなく、ひたすら泣き、泣き疲れるとただ呆然自失といった情けない状態をくり返していたのです。
 正直いって、孤独地獄に耐えきれず、またやけっぱちな気持ちにもなっていたのでしょう。二人の息子たちの目を盗み、顔見知りではないところの行きずりの男の何人かと、快楽だけが目的の場所へ足を踏み入れたことも一度ならずありました。
 いっときは、とにかく我を忘れたくて、ふしだらなまでに男の腕の中で乱れ、ケモノじみた快楽に溺れてみたものです。
 一瞬は、亡夫によって教えこまれた以外の性のたのしみといったものもあったのかといささかは熱い悦楽に身をひたしたのも事実でした。
 けれど、所詮はなんの裏打ちもない虚妄の性愛です。
 心の伴わない単なる肉的まじわりだけで満足しうるためには、わたくしはいささか女としても人生に身をおいている時間が長うございました。
 数人の一夜限りの男との密事を重ねるうち、その種の門をくぐるときのときめきより、数倍の空しさや自己嫌悪を引きずって門から出てくる自分に気づかされるようになっていったのです。
「くたばっちまったやつのことなど気にせず、さあ、きよこ、たらふく飯を食うがいい」
 皮肉屋だった亡夫の声が耳の中によみがえりました。
「もしもだ、おれが不慮の事故で先に逝ったらだな、おまえが年下の新しい恋人をつくるのも再婚するのもまったく自由だぞ。先に死んだ人間のことにいつまでも義理だてする必要はない」
 
 
 
 
〜〜『愛姦蜜戯〜投稿ドキュメント〜』(北本世之介(監修))〜〜
 
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