北本世之介(監修) 『愛姦蜜戯2〜投稿ドキュメント〜』
北本世之介(監修) 愛姦蜜戯2〜投稿ドキュメント〜
目次
◎波野浩一郎
(仮名・工員・21歳)
◎加冶屋ゆみ
(仮名・無職・34歳)
◎操 三枝子
(仮名・OL・21歳)
◎土橋孝彦
(仮名・大学浪人・19歳)
◎広尾銘子
(仮名・主婦・30歳)
◎中島根俊介
(仮名・地方公務員・23歳)
◎柴藤みやび
(仮名・パート主婦・39歳)
◎畑 淳也
(仮名・配達員・25歳)
◎能見代十枝美
(仮名・地方公務員・49歳)
◎橋野いずみ
(仮名・専業主婦・44歳)
◎棚原浩一
(仮名・菓子工場勤務・30歳)
◎城 糸江
(仮名・OL・28歳)
◎黒崎千鶴子
(仮名・主婦・39歳)
◎毛島左奈江
(仮名・主婦・30歳)
(C)Yonosuke Kitamoto
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◎波野浩一郎
(仮名・工員・21歳)
白昼から浴室で前座位
ぼくとだけでなく伯母は、自分の一人息子である従兄とも禁断の肉欲をむさぼっていたのです……。
未亡人の伯母は、母の姉妹の中では断トツにきれいなひとでした。
いささか自意識が芽ばえてきた小学校の低学年のときに、ぼくはもう伯母に対してあこがれの気持ちを抱きました。
心の中の何分の1かは、伯母の家へ遊びにくるのは、5つ年上の従兄と遊ぶことだけが目的ではなかったのです。
ちょっと芸能界に身を置いたんじゃないか、置いてもサマになりそうな伯母に会える楽しみもありました。
伯父が事故で他界し、大学院生の従兄と2人きりの生活になった伯母の住む東京の家に下宿することになったのです。
もともと身体の弱い父が働きすぎが原因で長期療養が必要だと医師に告げられたとき、ぼくは大学進学をスッパリ断念しました。
なにも大学に行かなくても勉強はその気なら自分でできるし、将来お金がたまってどうしても大学に行きたくなったら自分のお金で行けばいいと思いました。
母も父が元気になるまでパートに出ることになったので、ぼくは父の知り合いである東京の印刷会社の社長の工場に就職したのです。
伯母の家は職場のある駅の3つほど先にありました。ぼくは独身寮、といっても木造の中古アパートを借り受けただけのものですが、そこに入って3年ほどたったときです。
伯母からいきなり会社に電話があり、
「浩ちゃん、なんだ近くにいたんじゃない。水くさいな。遊びにいらっしゃい」
それで伯母の古いけど部屋が5つもあるなかなか立派な平屋建てのお宅に久しぶりにお邪魔したのです。
「偉いなあ、浩ちゃんは。すっかり大人になって。……ね、来月からうちにいらっしゃい。部屋が余ってるから、タダで貸してあげる。それに、食事も朝と夜は伯母さんが作ってあげる……ううん、バカね、おカネなんていらないわ。一緒に食べられたら嬉しいの」
「そんなあ、申訳ないですよ」
「いいんだって。浩ちゃんが、安月給で半分も妹のところへ仕送りしているって妹から聞いて、伯母さん、感心するより感動して涙が出ちゃった。これからは、自分の子供みたいに思うことにするからむしろうちにきて、お願いよ」
それでぼくは母と父に相談し、余裕ができたら伯母にお返しすることにして、住まわせてもらうことにしたのです。
従兄も、兄弟ができたと喜んでくれましたが、大学院での研究が忙しいらしく卒業まではぼくとゆっくり接する時間はないといわれました。
事実、朝食こそ3人でよく一緒にテーブルを囲むものの、夜は遅くまで机に向かっている生活、それはそれでぼくには刺激にはなったのですが。つまり、学問に向かう姿勢を、すぐそばで教えられた気がしたのです。
段々と伯母の家での生活のリズムになれた頃、職場の工場が放火に遭い、といっても軽度で大したことはなかったのですが、午後は工場が休みになりました。
久しぶりに家でノンビリ本でも読もうと午後のまだ早い時刻、伯母をびっくりさせてやろうと裏口からそっと物音を消して敷地に入りました。
裏庭のところから中庭に回ろうとして広い浴室の横を通ろうとしたとき中からやるせない喘ぎがこぼれてきたのでギクッとしたのです。
耳を澄ませると、
「うーん、そこ、いいな、いいなあ」
シミジミした伯母のよろこびの声。
ぼくは、ぼくや従兄が会社や大学へ出かけているあいだ、伯母の恋人でも自宅に招き、一緒にお風呂に入りながら愛し合っているのかと一瞬そのとき思ったのです。
「ふふ、すけべえ、でも、それも好き」
今度は伯母のジャレつくような甘い鼻にかかった声がしました。
その声や喘ぎにまじって、湯船の中に2人は漬かっているのでしょう、ポチャポチャと湯がはじける音がこぼれます。
(誰だろう、どうやっているんだろう)
好奇心と興奮が矢のように次々とぼくを襲いました。
その場でひょいと立ち上がり首をのばしたら、2人に気づかれてしまうのは目に見えています。
ぼくは息を殺してその場をそっとそっと離れ、浴室の中を一部見渡すことができる木によじ登りました。
よじ登るとき、痛いほどズボンの中がふくらんでしまっていて往生しました。
なんとか良い高さまで登り、枝につかまりながら首をひょいとのばしてそちらを見たとき、
「あ……そ、そんなあ」
思わず口の中で小さく叫んでいたのです。
2人ともすっぱだかの男と女、つまりあろうことか実の息子である従兄と伯母が、たわむれるような感じで一緒に湯に漬かり、お互いの身体をとくに股間をまさぐり合っていたのです。
しかも、ボー然としているぼくの見ている前で伯母は、まるでぼくに見せつけるようにして、立ち上がらせた従兄の
反
そ
っくり返った男根を屈託なくしゃぶっていたのです。
そして、あれをなんていうカッコか、お互い向き合うポーズでドッキング。
目まいがするほど興奮しながらのぞくぼくと、伯母は目が合っていました。
〜〜『愛姦蜜戯2〜投稿ドキュメント〜』(北本世之介(監修))〜〜
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